自分がどうなりたいかわからないままで良い!流れに任せる生き方のススメ
あなたは目標や理想がはっきりしていますか?
自分がどうなりたいのか、目標をしっかりさせておくことが大切だとよく言われているのを目にします。
そんなことを言われても、「いや…それがはっきりしていなくて…」という方も決して少なくはないのではないでしょうか?
目標や理想は、なんとなくはあるけれど、はっきりとはわからない。しっかり決められたら良いのだろうけど…そんな人、きっとたくさんいるのではないでしょうか?
ハッキリ言って、私は「目標や理想はなんとなくあるようでないようで…」というような目的がハッキリできていない状態でも全く問題ないと考えています。
それはなぜかと言うと目標や先のことをしっかり決めているよりも、その瞬間瞬間に、自分が何を選択するかの方が大切だと考えているからです。
しっかりと目標や先のことを決めていて、それに向かって努力を続けて頑張っていることももちろん素敵です。
だけど、そうしているとついつい、その時その瞬間の自分の気持ちを置き去りにしてしまったり、判断が鈍ってしまう可能性があるのです。
その時、その瞬間の自分の感覚をしっかりとキャッチして、それを行動に移していくことは、本当のなりたい自分を実現させることになること。あなた自身が本来持っている良い流れに乗ることができる方法でもあるのです。
この記事の目次
ものごとが起こった瞬間に感じる、自分の感覚をキャッチして流れに乗る生き方をする
何か出来事が起こる瞬間に、あなたが感じる感覚をキャッチしてそれを行動に移していくことは、あなたが本来持っている、生きていくうえで良い運気の流れに乗ることができる方法のひとつです。
その瞬間に感じた感情や「こうしたいな」という閃きをしっかりキャッチして行動にうつすことがその流れに乗っていく方法になるのです。
流れに乗るということは自然に任せるということ。流れに乗ってしまえば自然とあなたにとってプラスとなる出来事が起こってくるようになります。
それがあなたの本来持っている流れだからです。
「どうしたいかわからなくなった⁈」目標をはっきりさせ過ぎてしまうことの危険性
目標をはっきり決めてしまうことは同時に自然に起こってくる流れの波を見逃してしまう危険性が出てきてしまうこともあります。
なぜなら目標をめざすことに夢中になりすぎて、その時の本当の気持ちに気がつかずに過ごしてしまうことがあるから。
流れに乗ることができるはずだったチャンスを「違う」と決めつけてしまって、本当の気持ちに気がつかずに過ごしてしまったりすることがあるからです。
それでも、目標をめざして努力を続けて目標に向かっていくことも、もちろん素晴らしいこと。
それでも、あえてそれを設定せずに自然の流れ、感じるままに従っていくことは、無理せずに楽な気持ちで福感を手に入れることができるようになっていくのです。
だから、「どうなりたいか」ということはわからなくてはっきり決められていなくても良いのです。
進むべき方法が、ちょうどよいタイミングで起こってくるのです。だから、わからないままにしていて、ただリラックスしてあなたの感覚を信じて過ごしているだけで大丈夫なのです。
あなたのその時に感じる感覚を大切にしながら、必要なタイミングを待つだけです。
違う目標を決めすぎて「引き寄せが起こらない!」と悩む
目標をきっちり決めすぎると盲目になることがあります。
引き寄せの法則などでよく言われることの中に、「理想をはっきりさせて待つ」というものがあります。それはそれで良い。
ですが、そうしても一向に引き寄せられない!という人もいるでしょう。その時、その理由は、違う目標を決めて盲目になってしまっている可能性があると思います。
そもそも、「こうなりたい!」という理想を持っていて自然と引き寄せられる人というのはすでに流れに乗っている人だと私は考えています。
「なりたい!」と思っている理想自体がきちんと波に乗っている理想なんです。だから、波に乗って自然と流れていれば引き寄せられる…というわけ。
ですので、そもそも理想を掲げていても、それがあなたの波に乗っている、流れをつかんだ理想でなく流れと違う方向を向いていればそれはいくら待っていても起こらないでしょう。
結果、「私は引き寄せを起こすことができない」と悩む。
そもそも流れに乗っていないんです。
流れに乗らずに願って、「起こらない!」と嘆くよりも、うまく流れに乗れるようになることが必要なんです。
そのために、無理に理想を決めてしまわない。
「どうなりたいか」を明確にするよりも、先に、自分自身の感覚をつかむようにすることが本当の意味で幸せをつかんでいくことの近道になります。
スピリチュアルでよく聞く「自分とつながる」の一番最初のステップが自分の感覚をキャッチすることです。
「何かわからんけど…」なんとなく直感で思ったことをやってみる
自分の感覚をキャッチしていくには「何かわからんけどひらめいた」という直感に従って行動に移していくことです。
「なんとなくひらめいたから。」とか、「なんかやりたいと思ったから」理由はそれだけでOKです。
「こうすると得だから」とか、「こうするのが合理的だから」というような理由はなくてかまいません。
そういった論理的に説明できる理由はあなたの感覚ではないことの方が多いのだから。ただ、「なんとなく。」がちょうどいい。
でも、ひらめいたことを実行するのにどうしても抵抗があるならそれは実行しなくても良いです。だっていきなりやるのってすごく不安になるかもしれないから。
「ひらめいたから、やってみようかな?」という感じで、少しずつ無理なくあなたの感覚をキャッチして行動に移していく体験を重ねていくと良いですね!
そのように行動を変えていくと、予想もしなかったようなラッキーな出来事が起こり始めるかもしれませんよ。
「ラッキーな出来事が起こるから」という理由ではなく、ただ、感じたことを実行するようにしてみてくださいね。
実は思考は自分で考えているのではない
私たちが普段頭の中で考えていること、つまり思考は、自分で考えていると思っていますが、実は自分で考えているのではありません。正しくは、自分で考えていると思わされているのです。
それを証明されるような実験があります。ベンジャミンリベットの実験です。
実は人は動くときに自分で考えて動いているつもりですが、本当は人が動くとき、動かすための信号が考えるよりも先にその部位に送られていることがわかっています。
手を動かそうと思って動かしているのではなく、先に手を動かす準備のための信号が送られて、その後に「手を動かそう」と考えるのです。
しかも、それは脳の中で手を動かす準備のための信号が送られる前に考えたと認識させるように脳の中で変換されています。
その後に実際に手を動かす、という流れで行動が起こっています。
つまり、人は「自分で手を動かそうと考えて動かした」と思わされているということです。そのようなことが1秒にも満たないわずかな時間で起こっています。
本当の意味で自分で判断できる時間はわずか
後から脳の中で「自分で動かした」と変換されるわけですから、実はあなた自身が考えて行動しているようで、自分で判断していないことになります。
それでは、本当の意味で自分で判断する時間はというと、「手を動かそう」と考えさせられた瞬間から本当に手を動かすまでの一瞬です(約0.2秒と言われています)。
その一瞬で、手を動かすことをやっぱり止めたりすることができます。ですが、その瞬間を逃せば「手を動かそうと考えた」と考えさせられて行動を起こしてしまいます。
その一瞬の判断をつかむことが自分の感覚をキャッチする、ということです。普段から感覚をキャッチして、本来持っている良い流れに乗ることができるようにしておくことが大切なことなんですね。
何によって考えさせられているのか?
普段、自分で考えていると思っている思考が、実は自分で自分で考えているわけではなく、考えさせられているのだとすれば、何によって考えさせられているのか、という疑問が出てきますよね。
それについては、私は、「魂」によって動かされていると考えています。
人には喉の奥、少し上あたり(脳幹あたり)に小さい神様、つまりその人の魂がいて、人を動かしていると考えています。だから、喉仏(第二頸椎)は仏様が座禅を組んでいる形をしているのだと考えています。
私はこの喉のところにいる神様を喉神と呼んでいます。
その小さい神様である喉神が人を動かしていて、「こう考えた」と考えさせているのです。その考えさせられている思考は、一瞬の感覚で選んだものの積み重ねで選択していると考えています。
だから、一瞬の感覚をつかんで行動に移していくことはあなた自身の本来の判断を現実化していくことにとってとても重要なポイントになってくるのです。
まとめ
あなたが本当の意味で自分のしたいことを実現させて幸せになるためには、あなたのなかに起こる一瞬の感覚をしっかりキャッチしてそれを実行していくことが大切です。
その感覚をキャッチしていくためには「自分の理想」をはっきりさせておくことが邪魔になってしまうことがあるのです。
「理想の自分」が本当のあなたの願いではなく、社会通念上良いとされている思想に支配されていることがあるからです。
「自分がどうなりたいかわからない」という人はどうなりたいかをはっきりさせる必要はありません。わからないままでいて大丈夫です。
必要なタイミングで引き起こされる感覚をキャッチするのです。感覚をキャッチするために、ただリラックスして自分を信じているのが一番です。
そうやって流れに乗るようにして幸せをつかむ生き方を選択してみても良いのではないでしょうか?
土出麻美でした。