ふとひらめく、心の声を聞くことが本当のあなたに近づくこと

ふっとひらめいたり聞こえたりする心の声、それこそが本当のあなたの声だ
突然ふっと何かをひらめいたり、急に自分の心の中で声が聞こえたりすること、ありますよね?あなたはそういうとき、そのひらめきや声に従っているでしょうか?それとも気がつかないふりをして無視してしまっているのでしょうか?
急にひらめいたり、フワッとなんとなく思ったり、心の中で声が聞こえたりするものは実はあなたの中の本当のあなたからのメッセージなんですよ。
今回はそんなお話についてです。
頭の中で考えていることとは別で、ふと浮かんでくる感覚的な思い
あなたは普段生活している中で、いつも頭の中ではいろんなことを考えていることだと思います。そう、それはまるで一人で話し続けているかのように…
その考えていることは、あなたが考えようと意識して考えていることもあるかとは思いますが、多くの場合は勝手に…というか「これを考えよう!」って意識せずに考えてしまっていることがほとんどだと思うんですけどね。
そういう、勝手に考えてしまっていることや、自分で「これについて考えよう」って意識して考えていることを「思考」っていうんです。まぁ、読んで字のごとく、「思ったり考えたりしていること」ですよね。
「思考」っていうものは過去の経験から学んできたものの中で考えを導き出すものですので、だいたい、その人その人で同じようなパターンになっているんですよ。なぜならその人の過去は変わらないですからね。
そう言っただいたい同じパターンでいつも考えいている中で、急に、ふと、いつもとちょっと違うことがひらめいたりすることがありますよね。急にパッと出てきたりするやつです。
それと、今までのパターンから考えると絶対に「A」なのに、なぜだかなんとなく、「B」が良いような気がする…理由はないけど…とか言うとき、ないですか?
そういった、今までの経験から来る思考とは別の感覚的な思い。そういうものこそ、私はその人の本当の思いの部分だととらえているんです。感覚的な思いと、心の中で聞くことができる心の声とね。でも、心の声の方は、意外と「そんなの聞こえない」っていう人も多いんですけどね。
「声を聞く」については最後の方に紹介しますね。
人の心は「顕在意識」と「潜在意識」というだけの認識よりも、もっと深い
人の心…というか人の意識って「顕在意識」と「潜在意識」にわかれる…というのは多くの人がきいたことあると思うんですね。私の過去の記事にも書いていますし。
この、顕在意識と潜在意識っていうものにわかれるのはもちろんそうなんですが、いろいろ知っていく中で、たったそれだけの単純なものじゃないって思いが私のなかに出てきたんですよ。
特に、この、意識の9割をしめている潜在意識。これはかなり奥が深くてかなりいろんな部分があって、「コントロールできない部分」とかそんな単純な世界じゃないんです。
マインドフルネスで知った、意識にかなり近い潜在意識の側面
潜在意識の中でも特に意識できる部分に近い部分は普段考えていて自然に、勝手に考えてしまっている思考の部分です。
思考って、顕在意識だと思っていたんですが、「マインドフルネスの教科書」の本を読んで、マインドフルネスを知って、あぁ、実は普段自分がコントロールできているつもりである思考も、そのほとんどが実は潜在意識なんだなって気がついたんですよ。
実はコントロールできてなくて、勝手に考えてしまっているんです。この子尾とは本を読んだ直後にはあまりちゃんとわかっていなかったんですが、だんだん理解が深まっていくにつれてわかってきました。
つまり、私たちが思っておりよりも、もっと、ずっと、人は意識しているつもりで実は無意識に思考したり行動したりしていて、自分が意識的にしたわけでもないことの多くを「自分で考えてした」と思って生活しているんです。
そう、潜在意識に動かされて。現在進行形の思考の潜在意識とでも言ったらピッタリかな?
完全に意識と離れている部分も潜在意識
そんな風にかなり自分の意識に近い部分の潜在意識もあれば、完全に意識できることとは離れている部分もありますよね。それが勝手に心臓が動いているとか、生命維持に関わる機能。これも潜在意識ですよね。完全に意識できることと離れていますよね。
緊張したらドキドキするとか、走ったら息切れするとか。この部分って前の項に書いた部分とは全く違う側面です。
でも、これも潜在意識。生命維持の潜在意識、みたいな感じかな?
過去の経験からの喜びや傷がある部分
今度は普段考える意識からは遠いけれど過去の経験がある潜在意識。これは行動にかなり影響を与えていますが普段意識されているかと言えばそうではなく、影響力があるけれど忘れられている部分ですよね。
普段から、過去のことを思い出すけれど、日中ずっと考えているわけではないですよね。ふとした時に思い出したりするんですよね。
思い出さなくても恐怖感やよろこびと言った感情を引き出してくる側面でもあります。
これは過去の経験の潜在意識って感じかな?
性格面の遺伝的な特性
ものごとをどんな風に捉えるか、という性格とか嗜好といった部分で、遺伝的部分もやはりありますよね。それは意識してそうしているんじゃなくて、自然とそうなっているのだから潜在意識です。
これは「親がこうしているから」というような過去の経験の部分もあるかもしれませんが、それだけでは片づけられない、遺伝的な要素はやはりあると思うんですよ。
生まれる前に亡くなってしまっているんだけど、考えかたとか性格がそっくり…とかありますもんね。
だから、これは遺伝的な潜在意識、ですよね。
もともと持っていた性質(魂)的な側面
遺伝や過去の経験とも違うけれど、もともと本人が持って生まれてきた本質的な側面もやっぱりありますよね。
もともと最初から神経質だったとか、もともとよく寝る子、寝ない子、おおらかな子…いろんな子がいます。みんなそれぞれ特性を持って生まれてきていて、赤ちゃんによって全然違います。
持って生まれた性質。それは魂が持っていたのかもしれない。でも、とにかく生まれたときから持っていた性質があります。
生まれ持った性質的潜在意識とでも言ったら良いかな?
潜在意識だけでもめちゃたくさんの側面がある
こうやってざっと見てみるだけでも結構たくさんの側面があるんですよね。そうやって考えてみるとね、「潜在意識」ってひとつにくくることに違和感を感じるんですよ。なんかこう、似ているし関係もしているけど、全然違うというか…。
これを見ているとね、3つのグループに分けられると思うんですよ。ひとつは遺伝的な部分を含めた生まれ持った本質的側面。ふたつ目は生きるための生存的側面。もう一つは過去の経験と現在を含めた思考的側面。これらは関係しあっているけど、影響している部分は違っている、と思うんですね。
この3つの側面を考えてみるとね、スピリチュアルの世界でシルバーバーチの言う「人は肉体的部分・精神的部分・魂的部分の3つの側面がある」っていうのにちょうど当てはまるんですよね。
最初ね、シルバーバーチの言う「肉体的・精神的・魂的」の3つの側面は、肉体・顕在意識・潜在意識の3つのことかなって思っていたんですよ。でも、多分そうじゃないんです。そんな簡単なことじゃなくってもっと深い部分のことを言っているんですよ。
これに脳科学で言う「人は考える前に体を動かすための信号を出している」という部分を当てはめて私なりにスピリチュアル的に人を分析してみるとね、人は本当の自分、自分を動かしている自分、身体的な自分になるんですよね。
これを説明しだすと長くなるのでここはまた別記事にしますね。とにかく、自分を動かしている自分(思考的側面)があってそれとは別で本当の自分(本質的側面)がいるってことなんですよ。
※ここで「別記事に」と言っていた記事を書きましたので追記します~。良かったら読んでみてくださいね。
普段の思考ではなく、本質の思いをつかむ
普段の思考は勝手に考えてしまっている後から出来上がってきたあなたの側面なんですね、それとは別で、あなたの本質的な部分の思いが別で存在しているんですよ。
その、本質的な、本当のあなたの思いっていうのは普段は隠れているんです。普段はあなたを動かしている思考的な部分が一番意識されやすい部分にいるからです。
なので、本当のあなたの思いっていうのはフッと急にひらめいたり、なんとなく理由もなく「なんかこんな風に思うな…」っていうようなことなんですね。だからそれを実行することはあなたの本質的な部分の思いを実行している、ということになるんです。
本質的な部分の思いをつかむと流れに乗れる
この、生まれ持った本当のあなたの思いをしっかりつかんでいくことは運の流れに乗ることができるようになっていきます。
これは、おそらく生まれ持った本質の部分にはやはり、魂とか、生まれてくるときにもともと持っていた「こんな風に生きたいな」って目的があって、それに近づいていくんだと思うんですよ。
だから、それをしていくと自然と流れに乗っていくし、自然と心が満たされてくるんだと思います。それは必ずしも何か大偉業を成し遂げるとかそういうことじゃなくて、ただ、「こんなことしてみたいな」っていう小さいことかもしれない。別に大きいことを成し遂げる必要ってなくて、あなたが満たされることをするのが一番だと思うんですよ。
「心の声」を聞きたいけど聞こえない?
「心の声を聴きたいけど聞こえない」という人は多いかもしれません。これについては、別に「声」として聴く必要はないと思うんですよ。なんとなく思う、とかなんかひらめいた、とか。それで充分、本当のあなたの思いはくみ取れているはずだから。
でも、もしも、「心の声が聴きたい」って思うなら、とにかく、あなたの感覚をしっかりと感じていくことで聞くことができるようになるかもしれません。
ガヤガヤ音のするところにずっといるのではなくて、静かなところで自分に向き合ってみたり、ただ音を感じてみたり、風を感じてみたり。
なんとなくひらめいたことをしっかりひろうこともだし、瞑想をするのも良いと思いますよ。
そうやっているとふと、思考で「これってどうかな?」って思ったときに返事が返ってきたり、今までただ何となくひらめいていたことが言葉で聞こえるかもしれません。
ですが、聞こえることがすごいのではなくて、あなたがあなたの本当の思いをつかんでいくことが一番大切だってことは忘れないでください。
声として聞こえるかどうかはどっちでも良いことなんですよ。あなたが満たされていることが一番良いんですから。
それでは、また。
土出麻美(つちでまみ)