そもそもスピリチュアルって何?信じて良いものなのかについて

今やすっかり珍しくなくなってきた「スピリチュアル」という言葉ですが、そもそも一体何なんでしょう?普通に聞くようにはなってきたけれども、なんだか怪しい感じもするし、非現実的な感じもするし…。そもそもスピリチュアルって信用して良いの?なんて思っている人も多いのではないでしょうか?
そんなスピリチュアルについて、詳しく見ていきたいと思います。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”mami.purofu.jpg” name=”つちでまみ”] スピリチュアルで詐欺にあって大金を支払ってしまった…なんて噂で聞いたりすることもあって、怖いと感じている人も多いのではないかなぁと思います。 スピリチュアルって本当に怖いものなのでしょうか?[/speech_bubble]
この記事の目次
スピリチュアルって何?
スピリチュアルって信じてよいのかについてですが、最初に言ってしまうと、スピリチュアルであるかそうでないかに関わらず、どのことについてもあなた自身が自分でそれは良いのか悪いのか判断することが大切です。何事も自身の判断力をもってそれを「信じるのか」「信じないのか」を決める必要があります。
「○○だから絶対に信じられる」という、何かに依存するような考え方ではなく、あなた自身の感覚で判断するようにしていくことが大切です。
そこをしっかりと抑えたうえで、どういうものかについて見ていきましょう。
スピリチュアルの言葉の意味
まずは「スピリチュアル」の言葉の意味についてです。
[名]米国で、民衆の中から生まれた宗教的性格をもった歌。ブラックスピリチュアル(黒人霊歌)・ホワイトスピリチュアル(白人霊歌)・ゴスペルソング(福音賛美歌)など。
[形動]精神的な。霊的な。宗教的な。「―な世界」
とあります。
宗教的な歌だったり、精神的なもの、霊的なものをさす意味なのですが、最近では目に見えないもの(エネルギーやオーラなど)や占いに似た鑑定なども含まれていたりします。潜在意識などと言った心理学に近い場面でも使われており、かなり広範囲で使われています。
目に見えなくて、科学的に証明がしにくいもの、にわかには信じにくいものを総じて使われていると言えると思います。
スピリチュアルブームの始まりは?
ブームの影響もあり、すっかり広く使われているスピリチュアルですが、そもそも一番最初の始まりは、実はアメリカで起きた心霊現象(ポルターガイスト現象)が始まりと言われています。
アメリカで二人の姉妹がいるといつも物音が鳴り、最初はそれを怖がっていたそうなのですが、「イエスなら1回、ノーなら2回」というようにルールを決めて問いかけてみたら返事が返ってきた、というところから目に見えないものとの交流が始まり、アメリカ中に広がって大ブームとなったそうです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”mami.purofu.jpg” name=”つちでまみ”] さまざまな科学者や研究者が介入してトリックを見破ろうとしたけれど、何も怪しいところが出てこなかったとか。[/speech_bubble]死後の霊や世界があるというような考え方をスピリチュアリズムと言います。人は実は魂であって、身体とは魂の入れ物だというような考え方をします。
いろんな場所で交霊会が行われ、「霊言」や「霊訓」など有名なものも出てきます。(霊が話した教訓などです。)
心霊ブームはやがて日本にもきて、たくさんのテレビ番組が放映されて、「こっくりさん」という遊びが流行ったりします。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”mami.purofu.jpg” name=”つちでまみ”] 小学生のころ、こっくりさんしました!懐かしいですね~。誰かが動かしているのかわからないけど、本当に勝手に動くんですよね![/speech_bubble]
すっかりブームになったスピリチュアリズムですが、一番最初に話題になった姉妹(大人になっている)の片方が「あれはトリックだった」と発表していったんブームが冷めます。(後からその発言は取り消しているそうです)が、が、その熱は収まらず、今に至っているようです。
日本では江原啓之さん(江原啓之さん公式ページ)が現地でスピリチュアリズムについて勉強して日本に持って帰って来て今のスピリチュアルブームへとつながっていきます。
今では、「引き寄せの法則」や宇宙がどうだ、自分の魂とつながると…などというようなたくさんのものが流行っていますよね。認識的には「心霊」とは別の話のような感じがしていますが、実は心霊と同じくくりの話なんですね。もともとの「心霊」や「幽霊」といった認識をもっと深く掘り下げて世界を広げたような感じなのかもしれません。
信じるのか、信じないのか?
結局、信じるのか信じないのか、についてですが、一番最初に述べた通り、あなた自身が判断することが大切です。今の日本の文化から言えば仏教の考え方が強く、先祖の霊を祭ったり、神社にお参りしたりすることがあるので、スピリチュアル自体のすべてを否定することはできないのではないかと思いますが、どれをどこまで信じるのかは個人個人が判断するべきものです。
こういった個人が判断するべき、という考え方は、スピリチュアルの中の有名な霊訓としてある「シルバーバーチ」がはっきりと言っていることでもあります。「シルバーバーチ」とは霊の名前です。アメリカで行われた交霊会で降りてきた霊で、とても高級な霊なのだそうです。多くの考え方などを伝えているのですが、そのどれもを「絶対に信じろ」とは言わずに、「おかしいと思ったら信じなくて良い」と言っているのです。「人には判断する力があるので、その判断力をもって自分で判断することが大切だ」ということです。
すごく、その通りだと言えると思いませんか?「スピリチュアルだから信じられない」とか、そういう判断ではなく、すべてのことにおいてそれが信じるに値することなのかどうか、あなた自身で判断することが大切です。
誰もが信じられないようなことが世界を進歩させてきた
現在、科学で証明されないようなことは信じるに値しないと思うかもしれませんね。「そんな非常識なこと、信じられるわけがない」と思うかもしれません。あなたがそう思うのであれば、それで構わないと思います。ただ、信じている人を否定する必要はないと思うのです。なぜなら、ここまで世界を発展させてきたのは、誰もが「非常識だ」と思っていたことを信じた人たちだからです。
今や、常識である、「地球が丸い」ということでさえ、昔は非常識な考え方だったのですから。非常識なことを信じて解明した人がいたから、世界は進歩していっているのですよね。今は信じられないようなことがこの先、常識になっている可能性も十分にあり得ることなのです。「非常識だから」「考えられないから」と言って可能性をつぶしてしまうことはとてももったいないことだと思います。ウン十年後、今は「ふわふわした夢物語」と言われることが常識になっているかもしれませんよ。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”mami.purofu.jpg” name=”つちでまみ”] いろんな可能性を信じてワクワクしているような考え方が私は好きです![/speech_bubble]
結論
科学で証明されていないような目に見えない出来事であるスピリチュアルですが、それを信じるか、信じないかはあなた自身が判断することです。ですが、一概に「怖いから信じない」というのではなく、気になるのであればためしに信じてやってみても良いのではないのかなぁと私は思います。
一度きりの人生、やってみたいことを挑戦してみて楽しんでいけたら良いと思うからです。
「詐欺に騙される」という可能性はスピリチュアルだからあるのではなく、どこの場面でもあることなんですよね。「○○だから危ない」とか、「○○だから大丈夫」という大枠のくくりで判断するのではなく、実際に触れてみて体験してみて判断できるようになるのが一番です。
「嫌いだから絶対にしたくないし、信じたくもない」と思うのであれば信じなくても良いと思います。ですが、この記事をここまで読んでくださったあなたは本当はスピリチュアルの中で気になることがあるのではないのかなぁと思いますので、試してみられたらいかがでしょう?大金を支払うように勧誘するものや、絶対に信じるようにいうようなものであれば、本当に信じるに値するものかどうかいちど冷静に考えてみてくださいね。
あなた自身が、自分の判断を信じることができて、自分に自信をもって楽しむことができますように!
土出麻美 (つちでまみ)