「喉神」という違った視点から自分をとらえなおすことで個性や特性(自分らしさ)を受け入れて望む生き方を創っていく。土出麻美のエッセイブログ

人の本質的エネルギーを知る~映画インサイドヘッドを見て

 
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「Yes★喉神サマ⁈」の著者。 小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。 社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。 県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。
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ディズニー映画「インサイドヘッド」で感じた人のエネルギーの本質的な部分

あなたはディズニーの映画「インサイドヘッド」観られました?もうだいぶ前にDVDになっていたかと思うのですが…。

 

私は見ていなくて、最近見たんですよ。これが結構深くて面白かったんです。見ていて、あ、人の本質的なエネルギーの元ってこういう部分なんだなって思ったので、今回はそんな話をご紹介したいと思います。

 

ちなみに、私がそのように観たというだけで、実際の制作の意図がどうであるかは関係がありませんので、ご了承くださいね。

 

人の本質的エネルギーを作っている感情(司令官)

映画「インサイドヘッド」を見ていて気がついたことがあるんです。それは、頭の中でそれぞれに関係しあいながら動かしている司令塔の中にある5つの感情の中で、やっぱり一番メイン見ないに仕切っている感情があるなぁってこと。

 

映画の中では最初に主人公のライリーが誕生した時に、一番に誕生したのが「ヨロコビ」です。そして、その後も「ヨロコビ」が一番仕切っていてまとめていますよね。

 

これを見たときは最初、「人って一番最初に出る感情は喜びなのかな」って感じたんです。でも、見ていくとね、他の人の頭の中も出てきます。そうすると、人によって一番真ん中で取り仕切っている感情が違うんですよね。

 

人によって「カナシミ」だったり「イカリ」だったり。ここの部分でね、最初は人が生まれたときに一番最初に感じた感情がその人の頭の中の5つの感情を取り仕切るようになるのかな…とか考えてみたんです。

 

でも、それじゃあ、「イカリ」の人は怒ってばかりいる人みたいになるし、「カナシミ」の人は泣いてばかり?みたいになってなんだか違和感を感じたんですよ。そういうことじゃないんじゃないかなって。

 

仕切っている感情は実は感情ではなく「個性」なんじゃ…?

そこで考えたのが、あの中に出てくる5つの感情とは、ただ「喜び」とか「悲しみ」とか名前の通りの感情だけではなくて、その感情が出てくる源泉となるような、もっと深い感情の部分じゃないかと思ったんです。

 

たとえば、「イカリ」であれば、ただ怒っているときの感情ではなくて、それが出てくる大元の感情で、爆発的なエネルギーをもつもの。それは「情熱」ともとれるのではないかな…と思うんですね。実際に、映画の最後の方で試合のときに「イカリ」の出番が出てきていますよね。

 

ただ怒るのでは試合になりませんが、情熱的な爆発的なエネルギーを試合の中でうまく使うことは有効になるでしょ?だから、「イカリ」とはただ怒るだけのものではない。怒りという感情が出てくる情熱的な部分。

 

そして、「カナシミ」。これはただネガティブに考えてなくだけの感情ではなくて、これは裏を返せば「優しさ」なのかな…と思いますね。実際、映画の中でも、悲しんでいるビンボンというキャラクターに寄り添って話を聞いてあげています。それでビンボンは立ち直ることができたり。

 

そう、「カナシミ」とは悲しいという感情が出てくる優しさの部分。

 

じゃあ「ビビり」は、というと、繊細さと慎重さの部分じゃないかなと思いますね。

 

「ムカムカ」は正義感とか責任感の部分かな、という感じがしますよね。

 

それでは最後に「ヨロコビ」は、というとふざけたり、お調子者だったりする部分かな…という感じがします。

 

こうやってひとつひとつの感情がどういったものかを見ていくと、これらの感情はただの感情だけに収まらずにその人の個性を作っていくようなエネルギーの部分であると考えられるんですよね。

 

この映画の映画のタイトルって「InsideOut」らしくて、意味は表裏って意味らしいんですが、この表裏って意味が実は、ただの感情のようでその人を創り上げていく感情エネルギーの大元で、ただ名前の感情だけに収まらずにその感情の裏にはそれと反対とも思われる感情がある、という意味でもあるのかな…という気がしてくるんですよね。

 

一番最初の感情はその人の本質的なエネルギーで個性なんじゃ…

そんな風に見ていくと、生まれて一番最初に出ている感情で、一番仕切っているのは、最初に感じた感情ではなく、その人の持って生まれた性質であり本質的なエネルギーなのかな…という見方ができるんですよね。

 

この映画の主人公、ライリーは一番最初は「ヨロコビ」だったのは、ライリーが生まれて一番に感じたのが喜びだったというよりも、お調子者の明るい性格の子…と考えられるんですよ。つまりは、ライリーのお母さんは「カナシミ」が真ん中だから優しい人、お父さんは「イカリ」が真ん中の情熱的な人。

 

そして、その個性はただその一つだけのものじゃなくて、もっと複雑に絡みあってできていくんですね。その中でも2番目にできる感情も結構重要で、おそらく2番目に生まれたものが2番目に強い個性なんですね。だから、ライリーで言えば「カナシミ」、つまりは優しさ。

 

つまり、ライリーはお調子者で明るい子で、優しい子ってことですね。

 

人の成長とともに中の個性も成長していってどんどん人格形成されていく

映画の中では引っ越しをきっかけにしてライリーの頭の中で大変動が起こるわけですが、ちょうど年齢的にもどの人もそのぐらいの時期に大変動が起こるんだと思うんですね。

 

一番強い個性の部分と2番目の個性の部分と、その他の部分がそれぞれに成長してもっとうまくやっていくことで一人の人として確立していくのかなぁという感じがします。それがいわゆる思春期なのかなってね。

 

映画の中でもライリーが、それまで一番強く出ていた「ヨロコビ」が冒険の中で格闘して、成長して、自分の次に強い部分である「カナシミ」を受け入れて一緒に助け合うことで新しい自己が確立されていってますよねぇ。

 

あの感情たちはただの感情であるだけではなく個人のその人らしさを作りあげていっている個性の要素だから、それぞれに成長をしていくんですね。

 

中でも一番仕切っている個性…まぁ、司令官とでもいうか、その部分の成長が一番大きな影響を与えているんですね。

 

なかでも、ライリーは5つの個性が結構バラバラのキャラクターだったんですが、他の人の頭の中は結構みんな同じ髪形になっていたり、人によっては姿かたちまで同じになっていたりして、その人がどういう成長を遂げるかで中もそれぞれの個性自体も影響をうけていくのかなという感じもしましたね。おもしろい。

 

人は裏表。短所は長所であるから

人それぞれに複雑に絡み合って形成されていったその人らしさはすべて、味方によって長所と短所があるんですね。

 

「私はネガティブだから…」っていにしている人はつまりは優しくて繊細な人かもしれないし、怒りっぽいあの人はすごく情熱的な人ということです。その人の、もともと持っていた本質的なものでどういう人かっていう印象がずいぶんと変わってくるってことですね。

 

でも、パッと見た感じの印象よりも人はもっと深くいろいろあるってこと。

 

人が発しているエネルギーはその個性の部分に影響を受けている

人が発しているエネルギーって、この5つの感情…というか個性の部分がかなり大きいんじゃないかなと思うんですよ。なので、基本的に「情熱」の部分が強い人はエネルギーが強くて他の人も影響を受けやすいんじゃないかなって気がします。

 

あなたのまわりで、「この人は怒っているのわかりやすい」人って多分「イカリ」が中心で司令官になっている人かなって気がしますね。「イカリ」の人は感情が周囲の人に伝わりやすいのかな…って感じがしませんか?

 

その人がもともと持っている一番強い部分の感情が強くゆすぶられているときに、その感情が周りの人に伝わりやすいように思います。もちろん、人によって強い弱いがあるので個人差があるのですが。

 

そういう見方で見ていくといろんな人を見てみてもなんとなく「この人はこういう感じかな?」っていうのがわかりやすくなる気がしますよね。どういうタイプの人かとかなんとなくわかる気がします。少し親しくなってきたら「この人はイカリとカナシミが強いのかな?」とか「ムカムカとヨロコビかな?」とか言うように見れるようになってくるとおもしろいですよね。

 

大事なのはそれを知った上でそれを受け入れていくこと

個の味方でするとおおよその自分のタイプも人のタイプもなんとなくでつかめるかと思うんですが、それを知った上で大切なことはそれをただ受け止めることです。

 

自分のことでも他者のことでもそうなんですが、たとえば怒りっぽい人だったら「情熱的な人」で、それは本質的なものだから「だからダメだ」とかないんですよね。ただ、情熱的なだけ。「ヨロコビ」だってそうですよ。明るくいつも喜んで笑っている人の方が「良い」ように思いますが、それはそんな風に思い込んでいるからそう思うだけで、もしかしたらお調子者で何か抜けたりしているのかもしれませんよね。

 

それが悪いとか良いとかいうようなジャッジっていらなくて、ただそうなだけ。それじゃ、どうするかを考えていけば良いだけなんです。他者に対しても自分に対しても、です。否定しても本質は変わらないので、そんな自分とか相手の状況を受け入れて、どうしていくのが今の自分にとって一番良いと思うのかを選んでいくだけなんです。

 

意外に簡単です。だいたいが変えようとして難しく考えてこじらせてしまっているだけなので。どちらかというと、変えようとするのではなくて、それを活かしていく方法を見つけられるのが一番良いのかなって感じがしますね。

 

まぁ、良かったら見てみて

そんな感じでいろいろと考えることができて面白かったDVDでした。

 

インサイドヘッド、あなたはどんな風に感じましたか?

良かったら見てみて、思ったことなんかを教えてくれたらうれしいです。

それでは。

 

土出麻美(つちでまみ)

 

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関係ないけど、今日誕生日なんです~。ハッピーバースデー、私!!

 

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