シルバーバーチの質疑応答版『シルバーバーチの霊訓2』
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「Yes★喉神サマ⁈」の著者。
小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。
社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。
県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。
本の紹介
題名:シルバーバーチの霊訓
編者:シルビア・バーバネル
訳者:近藤千雄
発行:潮文社
昭和60年に出されたかなり古い本です。「シルバーバーチ」と名乗る霊が話したとされる真理について編集されたものです。
人間が生きていく上で参考にすべきこと
この本はシルバーバーチが説いていた教えに対する、シルバーバーチに対しての質疑応答が書かれています。もっと教えを説いているものから読めば良いのかもしれないのですが、なぜかこちらが読みたいと感じ、こちらから読み始めました。
問われる質問に対してのシルバーバーチの返答から、深く、本当に言いたいことが伝わってきます。「人のためになることをする」とか、それだけ聞くとなんだかいかにも善い行いを勧めている気がするのですが、その本意に触れるととても深い。「人のため」と聞くとたとえばボランティアだったりとかそういうことだと感じるのですが、ただそういうことじゃあないんですね。その人個人個人がもつ、個性を十分に活かしながら生きがいを持って生きていけること、そして人のためになること、なんです。だから、自分を犠牲にして…とかそういったことは全く望まれていないんです。
「人のためになる」とは、テレビタレントがテレビを見ている人に勇気や笑いを提供していることも「人のため」だし、本文の中にはなかったけど、おそらく、何かの荷物の宅配であったり、家を建てる大工さんであったりしても、それは人のためになること、とシルバーバーチは定義しているんじゃないかと思うんです。ただ、その人が自分を犠牲にしたり、苦しんだりすることなく、自分に合ったことをして、その人がその魂を輝かせながら人の役に立つことをしていたなら、それが結果的にその人の大きな成長となり、やがて、死んで肉体から魂が離れたときにその魂は素晴らしい成長を遂げている、と。そういうではないかと思うのです。
とにかく一人の人が、その人の持つ資質を活かして、人生をやりがいを持って生きていくことが大切だと。どれだけ有名になったとか、どれだけ出世したとか、そんなことはどうでも良くて、その人がどれだけその魂を輝かせることができたか。それが、肉体を離れたときに大切なことで、地上で言われている名誉はスピリチュアルの世界では関係ないのだと。それは、「出世することが大切だ」と言うように感じてしまいがちな私たちに、「本当の意味でも自分らしく生きること」の大切さを説いているように思えるのです。そして、特に目立った栄誉などを与えられることなく、かげでただコツコツと積み上げていた人が死後にものすごく素晴らしい人格者としてたたえられるような世界なのだとしたら、それは本当にすばらしく思えてきませんか?
そして、本文の中にあった「足の悪い人を治す」という話でも、「治ることも良いことなのだけど、そうではなくてその人の魂の琴線に触れさせること、どうやって本来の自我を表現していくか」が大切だと答えていることから、たとえば障害を持つ人でも、その障害がどうというわけではなく、その人がどうやってその魂を輝かせて、自分を表現して生きていくかを見つけられるようにすることが大切だ、と説いているように思えて、本当にすばらしい真理を解いているとしか感じられないものでした。
人は魂(霊)、精神、肉体の3つからできていて、そのどれかばかりが優先されている状態ではいけない、その3つがバランスが取れていないといけない、と言うのが本当に良く分かることで、なかなかそのバランスをとることが難しいのですね。それをいかにしてバランスをとって生きがいを感じながら生きていくことが大切か、と説くシルバーバーチの話は本当に真実味があるというか、納得させられる話ばかりでした。たとえ「スピリチュアルな世界」のことを「そんなことない」と思っている人でも、「それが良い、生きがいを感じて生きていくことは大切なことだ」と思うんじゃないでしょうか?
読んでいると、不思議と「レイキ」に似た、光るエネルギーを感じることができて、なんだか気分が良くなってくる、そんな不思議な本でした。
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「Yes★喉神サマ⁈」の著者。
小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。
社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。
県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。