ダンナ?主人?なんて呼んでる?外での夫の呼び方
あなたは、外で夫のことを話す時に夫のことをなんて言っていますか?
「ダンナ」?「主人」?子どもがいる人は「お父さん」と言っている人は「パパ」と言っている人もいるかもしれませんね。ずっと恋人同士のままの呼び方をしている人もいるのかもしれません。なって呼んだら良いか、迷っている人もいるかもしれませんね。
今回は、そんな夫の呼び方についてご紹介したいと思います。
公の場で使うべき呼び方は?
夫、つまり配偶者の呼び方についてはいろいろな呼び方がありますが、私が聞く機会が多いのはやはり、「ダンナ」と読んでいる人が多いように思います。「うちの旦那がさ~。」と言うような感じで聞くことが多いかな?あとは「パパがね…」とかも多いですね。やはり、ママ友さんとかは「うちのパパが…」という人が多いでしょうか?みなさんはどうですか?
たくさんの呼び方がある中で、やっぱり気になってくるのが公の場でのマナーとしてはなんて呼ぶのが良いのか、ですよね。職場の上司だったり、どこかに出かけた時だったり。そういう時にはなんて呼ぶのかは大人として知っておきたいところ…。
公の場で夫を呼ぶとき、それは、「夫」と言うのが正しいようですね。そのまんまやん!と言う感じですよね~。「主人」と言うのもスマートで良いようです。あなたは知っていましたか?今まで知らなかったとしても、これからはもう、安心して胸を張って「夫」とか「主人」って呼んでくださいね。
「主人」って、こっちは家政婦か!!とか思わずに、そこはこだわらずにいきましょう~。
ちなみに、私は結婚当初から「うちの主人」とよそでは言っていました。なぜかというと、独身の頃に職場の先輩たちの中で「うちの主人がね…」とご主人の話をされる方がいて、その頃は多くの人が「ダンナがさ~。」みたいな感じで話す中、その人がカッコ良く思えたんですよね。だから、その人にあこがれて、「私も自分が結婚したら相手のことを主人って言おう!」って決めていたんです。
ですので、最初のころは「主人」って呼んでいるのがカッコイイと思って喜んでいました。今となっては、そういったあらたまった場所では良いのですが、なんか抵抗あるようになりましたねぇ。「私が家の主」ぐらいの勢いで偉そうにしているので…。
ダンナと言う呼び方
「ダンナ」という呼び方は多くの人が使っているのではないでしょうか?人によっては「なんだか雑な呼び方」と感じることもある、この呼び方ですが、実はこの呼び方は意味を考えると「主人」と言う呼び方よりも丁寧ともいえるのをご存知ですか?
実は「旦那」とは商人が奉公先の主人を敬っていう呼び方なんですよ。もっと砕くと、「お金をくれる人」や「めんどうを見てくれている人」を敬って呼ぶ呼び方、つまりは「敬称」なんだそうです。 ……まぁ……つまり……「旦那」=「お金をくれる人」……いやいや、そこはおいておきましょう!!
かわって、「主人」とはその家の主とか、店の主という意味なので、「主人」という呼び方は敬称ではないんですね。ですので、「主人」と「ダンナ」では「ダンナ」の方が丁寧な呼び方ともいえるわけです。ちなみに、「ダンナさん」と言う言い方をする人は、自分の夫を敬称で呼んでいる上にさらに敬称をつけていることになるわけですね。日本語って難しいですね。
呼び方で相手への本心がわかるのか
さて、よく心理系の分析なんかである、呼び方で相手への本心がわかるか、についてです。これは、いろいろ考え方があると思うのですが、私は呼び方で一概に言えないと思っています。ていうか、なんでも型にはめようとしすぎじゃないかなって思いますよ。
たとえば、「主人」って呼んでいるから夫のことを敬っているかと言えば、そうじゃないでしょう。そんなの人によっては敬っている人もいるかもしれないし、私みたいに「カッコいいかも」って思っただけの人もいれば、もしかしたらちょっと嫌味を込めてそう呼ぶ人だっているかもしれない。気持ちの変化で呼び方が変わることはあるとは思うけど、「この呼び方だからこう考えている」って安直すぎると思うんですよね。
「実は「お父さん」と呼ぶ人は父親としての自覚を持ってほしいという思いを込めている」とか、決めつけるな!と思いますね。ただ口癖になっている人もいるだろうし、なんだか照れくさくて…とかいう人もいるだろうし。考え方とか感じ方って人それぞれだと思うんですよね。それを本人に聞くわけでもなく「こう呼ぶ人はこうだ」とか書いてあるようなものは、ネタとしては面白いかもしれないけど、私は「うるさいわ!」って思います。
自分がどう思われているか気になる人は本人に聞いてみたらどうでしょう?意外な発見があるかもしれませんよ。
余談
そもそも、「ダンナ」って言う呼び方って、奉公先の主人を呼ぶ呼び方なんですよね。つまり、昔は女性が結婚して男性のもとに行くことは、「奉公に行くこと」つまり、住み込みで雇われることと同じような感覚だったのかなぁ…と考えてしまいます。
もちろんそれだけでなかったと信じたいですが…
そう思えば、今はなんて女性は自由になったことでしょう?
「旦那」=「お金をくれる人」とか言ったら、男性は「俺はATMじゃない!」なんて怒り出しそうですが、それを言ったら女性は「私は家政婦じゃない!」ってなってどこまでも折り合いがつかなくなるんだろうな…。
そんな風にとらえるのでなく、お互いに思いやりをもって、生活していきたいですねぇ。
土出麻美(つちでまみ)