「喉神」という違った視点から自分をとらえなおすことで個性や特性(自分らしさ)を受け入れて望む生き方を創っていく。土出麻美のエッセイブログ

潜在意識って何?潜在意識を使って自分の可能性を広げる方法

 
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「Yes★喉神サマ⁈」の著者。 小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。 社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。 県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。
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最近は、ブームの影響もあって、「潜在意識」という言葉を聞くことも多くなりました。潜在意識って何なの?って聞かれたとき、それってなんだかわかりますか?「うーん、なんとなく…」という方も多いのではないでしょうか?「いや、全然わからない」「なんか怪しそう」なんて人もいるかもしれませんね。

 

そもそも、潜在意識って何なのか?なぜ最近注目されているのか?そんな、潜在意識について今回はわかりやすくご紹介していきたいと思います。

 

1、潜在意識って何?

それでは、潜在意識ってそもそも何なの?というお話からです。「潜在意識」というのは、「潜在」=表面にはあらわれずにうちに潜んで存在していること、つまり表面に表れていない、自分では気づいていない意識のことです。一般的には「無意識」と呼ばれていることが多いですね。

 

家を出て、少ししてから、「鍵を閉め忘れた!」とあわてて戻ってみたら、鍵はきちんと閉まっていた、なんて経験は多くの方があるのではないでしょうか?「無意識のうちに閉めてたわ~!!」なんてよく言いますよね。それって実は潜在意識の仕業なのです。

鍵が閉まっていてホッとしますよね。「なんだ、潜在意識ってそんなことか!」と思いましたか?意外と身近な潜在意識。でも、これは潜在意識のほんの一部分。潜在意識というのはもっと奥が深いのです。

 

2、意識の約9割はコントロールできていない

さて、そんな、気がついたら勝手に鍵を閉めていたりする潜在意識なのですが、「勝手にしていた」つまり、コントロールできていない部分なのです。コントロールできているなら、勝手にしていないですよね。

じゃあ、普段自分で考えて、行動しているのは何か、わかりますか?それは「顕在意識」と言います。「思考」とも言います。いま、この文章を読んでくださっているのもあなたの顕在意識です。

 

この、コントロールできる顕在意識と、コントロールできない潜在意識の割合はというと、この文書の最初の題名どおり、コントロールできていない部分が約9割です。私たち、自分たちの意識の約1割しかコントロールしていないのですよ。ビックリですよね。

 

コントロールできていない9割には、意識せずに動いている生命維持機能、つまり、心臓が動いていることや、呼吸など、私たちが生きていくのに欠かせない部分もつかさどっています。お腹がすいたら『グー』とお腹がなったり、勝手に髪の毛が伸びたり、爪が伸びたり…生きていく上で必要なことは私たちが考えなくても勝手に指令が出て、勝手に起こっています。勝手に汗をかき、自然とくしゃみが出たり、咳をしたり…

 

つまり、私たちが普段考えて体を動かしている意識っていうのはほんの一部分で、ほとんどが自分で意識してコントロールすることができない、大きな意識の力で生きている、というわけなのですね。

 

3、イメージを記憶する潜在意識

さて、そんな生きるために必要な働きをしている潜在意識ですが、常に、私たちが経験したことをどんどん記憶していっています。その記憶は生きていくために必要なものを特に思い出せるように、その時に感じた気持ちを一緒にイメージで記憶します。楽しかったことは、楽しい気持ちと一緒に。悲しかったことや嫌なことはその気持ちと一緒に。それは、生きていく上で嫌なことや危険なことを避けることができるようになるから。つまり、自分を守るために。

ただ、それは人によって感じ方が違うので、同じことでも人によって違う事実のように記憶されるのです

 

たとえば、遊園地に行って「ジェットコースターが怖い」と感じた人は、ジェットコースターは怖いものなるし、「ジェットコースターが面白い」と感じた人は「どんどん乗りたい」、と思うようになるのと同じことで、すべての起きる出来事において、その人が感じた気持ちと一緒に出来事が記憶されます。つまり、「ジョットコースターは遊園地にある速く進む乗り物」という事実だけではなく、「怖い」「イヤな」や、「面白い」「楽しい」といった感情が一緒に記憶されて、しかも、その時の感情が強ければ強いほど、そのイメージと一緒にしっかりと記憶されます。

 

幼少時代の経験から、「○○が怖い」といった「恐怖症」や、「○○しないといけない」といったような「強迫観念」がついてしまうのも、その時の感情が強かったから、強く記憶されてしまったから引き起こされる、というわけです。

 

4、潜在意識は感情と一緒に自分自身のイメージも記憶している

さて、そんな、イメージと一緒に記憶していく潜在意識ですが、それはものごとだけに起こることではなく、自分自身のことでも起こってきます。たとえば何かをしていて、失敗した時に「自分はダメな人間だ」というような感情を感じれば、それは自己イメージ、つまり、自分のイメージとして潜在意識に記憶されます。つまり、自己イメージは自分が感じてきた強い感情によってつくられる、というわけです。

起きた出来事をあなたがどう捉え、どう感じてきたか、それがあなたの今の自己イメージ、というわけです。それだけ聞くと、たくさん怒られたりしてきた人は自己イメージが低く、たくさん褒められてきた人は自己イメージが高そうな気がしませんか?

ところが、絶対にそうというわけではなく、「その人がどう感じていたか」が、重要なポイントになりますので、たくさん叱られていたとしても、「自分が悪い」と責めていた人はその感情を記憶して自己イメージが低くなりますが、あまり気にしていなかった人は自己イメージが低くならず、たくさん褒められていても、「自分はダメだ」と感じていた人は自己イメージが低くなってしまうこともあります。つまり、その人がどう感じるか、どう捉えるかによって結果が変わる、ということです。

 

5、自己イメージが自分を制限する

そうやって感情と一緒にイメージを記憶していく潜在意識は、その記憶が自分を制限していってしまうことがあります。それは、記憶した自己イメージが原因で起こります

どういうことかというと、最初の方でお話したように、潜在意識はコントロールできないもので、「潜在意識に記憶されていることは勝手に起きる」のです。つまり、「自分はダメな人間で、なんでも失敗する」と自己イメージがついていると、どんなにあなたが「失敗するつもりはなくても、勝手に失敗するように動いてしまう」ということです。それは、本当はできるようなことであったとしても、です。

 

「本番に弱い」と言っている人が顕著な例ですね。練習ならうまくいくのに本番では失敗する。それは、「自分は本番では失敗する」という自己イメージが潜在意識に記憶されてしまっているから。本当はできるのに、その自己イメージのせいで失敗してしまいます。練習ではできているのだから、本当の実力は「できる」のです。

 

潜在意識に記憶された自己イメージはあなたのできることを制限してしまう、ということです。逆に言えば、自分の自己イメージを変えることは自分の可能性を飛躍的に上げることができる、ということなのです。

 

6、潜在意識に記憶されたことは実現する

潜在意識はコントロールできない、生命を維持するために勝手に動いている意識です。その中に記憶されたことは勝手に起こります。しかし、潜在意識自体をコントロールすることはできませんが、潜在意識に記憶されることをコントロールすることができます。潜在意識に記憶されるのは感情を伴ったイメージであることを理解して、意図的に潜在意識に自分の起きて欲しいことを記憶するようにするのです。つまり、潜在意識に何を記憶するかで起きる現実が変わって、結果が変わる、ということです。

 

ただし、潜在意識に強く記憶されなければなりません。潜在意識には、なんでもどんどん記憶されるのですが、その中でも、強く記憶されたことが現実として起こっていきます。強く記憶されるのは、強い感情を伴ったイメージです。強い感情を伴ったイメージを潜在意識にしっかりと記憶すること、そうすると自然と行動が変わってきて、結果として現実に起こってくる、というわけです。

 

意識的に自分の願う姿をイメージして、それを楽しい気持ちや嬉しい気持ちと一緒に感じることで、自分の理想とする自己イメージを潜在意識に記憶するようにします。そうすることが、自己イメージを上げて、自分の可能性を上げていくポイントです。

 

7、イメージに「否定語はない」

 

潜在意識に記憶するためのイメージに否定語はありません。否定語とは「○○しない」などと言うような、後から打ち消すような言葉です。

たとえば、子どもに「笑ったらあかんで~。笑ったらあかんで~。」と言ったら絶対に笑います。「○○はダメ」という言葉は、顕在意識で考えてから認識します。つまり、「笑ったらあかん」は、潜在意識で「笑う」をイメージしてから顕在意識で「それがいけない」と認識します。だから、「笑ったらあかん」と言われると、潜在意識が「笑う」をイメージするので勝手に笑ってしまう、というわけです。

 

つまり、「病気になりたくない」と考えていると潜在意識には「病気」が記憶されます。「失敗したくない」という考えは、「失敗」が記憶されます。その思いが強ければ強いほど、強く。本当の希望とは逆のことが起こってしまう、ということです。

自分の希望と逆のことが起こらないようにするためには、「病気になりたくない」ではなく「いつも健康でいる」と考えること、「失敗したくない」ではなく「成功する」と考えることが大切です。「成功したい」という願いも、その言葉がイメージすることが「失敗」であれば「失敗」になるので注意が必要です。「すでに成功している」イメージを潜在意識に記憶するようにすることが大切です

 

8、まとめ

潜在意識についてここまで簡単に説明してきました。

潜在意識とは、私たちが普段、頭で考えている顕在意識よりももっと大きな意識で、コントロールすることができず、そこに記憶されたことは自然と起こってくるものです。ただ、潜在意識自体をコントロールすることはできませんが、そこに「何を記憶するか」はコントロールをすることができます。「強い感情を伴ったイメージが潜在意識に記憶される」ということを理解して意識的に潜在意識に記憶されるイメージをコントロールするようにするのです。

 

潜在意識を使ってあなたも、自分の持つ可能性をもっと引き上げてみませんか?

 

 土出 麻美

この記事を書いている人 - WRITER -
「Yes★喉神サマ⁈」の著者。 小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。 社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。 県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。
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Comment

  1. れい より:

    はじめまして。

    強い感情を伴ったイメージを潜在意識にしっかりと記憶すること、そうすると自然と行動が変わってきて、結果として現実に起こってくる

    とありますが、なんとなく軽く思ったことがよく現実に現れる場合は どういうことなんでしょう?

    • tsuchidemami より:

      れいさん、初めまして。
      コメントいただきましてありがとうございます。
      潜在意識に記憶するために強い感情を伴ったイメージをするのです。ですので、なんとなく軽く思ったことが現実にあらわれる場合はそれが「すでに潜在意識の中にある状態だった」と言えると思います。
      あまり強くイメージしようと意識しすぎると、その時に心の中で「それは実現していない」という思いが強くわいてしまいやすかったりするので、イメージした後は忘れてしまうぐらいの方がかないやすいとも言われています。でも、意外と忘れてしまう方が難しかったりもするのですけどね。
      後は、予知夢やデジャヴなんかのように、これから起こることがフッと頭によぎるようなこともあるようです。
      なんとなく考えたことが現実として起こったのか、これから起こることを予知してなんとなく考えたのか…どちらだったのでしょうね。
      こんなことを考えているととても楽しくなってきてしまう、私です^^

  2. […] 潜在意識ってどんなものかについてはコチラの記事を読んでください。 […]

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