私、間違ってる?モヤモヤした時は自分の気持ちを優先に考えよう
人の意見と自分の気持ちが食い違っていてモヤモヤすることがあります。
ほかの人の意見が自分の意見と全然違うかったら、自分が間違えてるのかなって思ってしまって、どうするのが良いのかわからなくなってしまうのです。
そんな時に優先させるべきなのは、間違いなくあなたが今、感じている、自分自身の気持ちです。
なんだか、ほかの人の意見の方が正しいような気がしてしまうかもしれないけれど、あなた自身が感じている気落ちを優先させることが、一番、あなたの悩みを早く解決することにつながります。
今回の記事は、「自分の悩みに対して、ほかの人の意見が自分の意見と食い違っているときは、自分の気持ちを優先させて考えることが大切だ」という話をしたいと思います。
この記事の目次
人の意見と自分の思いが違ってモヤモヤするときに、自分の意見を優先させることの大切さ
あなたが何かに悩んでいて、「こうしたい」という思いがあった時に、ほかの人の意見はあなたの意見とは違っていた時は、あなたの気持ちを優先させることが大切です。
その理由は、問題を感じていて、悩んでいるのがあなた自身だからです。
別の意見の持ち主が間違えているということではなくて、別の意見を言っている人はあなたと同じことに悩みを感じるかどうかはわからないこと。全く同じことがおきても、人によってどのように感じるかは違っているものです。
だから、人の意見が違っていても、その人の意見が正しいかどうかは、あなたが決める必要があります。あなたの心の中にある問題が解決したかどうかの答えはあなたの中にしかないからです。
ハラスメントの意味は「いやがらせ」ですが、その定義はやった本人が何を意図したかではなくされた相手が負担に感じたかどうかが重要視されているのもそのため。
悩んでいるあなた自身が、納得できるようにすることが大切なことなんですね。
ほかの人の意見を聞いたら、自分が間違っているかのように感じてしまうことが悪いことではない
ほかの人の言うことを聞いて自分の意見と違うときに、「自分が間違っているのかな?」って思ってしまうのはよくあることです。
それは自分の意思が弱いとか言うわけじゃなく、自分の意見を疑ってしまうことが悪いことというわけじゃないと私は考えています。
もともと素直に人の意見を聞くタイプだったということもあるし、意見を言ってくれた相手との関係によっても変わってきますよね。信頼している人だったらそうかも?って思ったりするし、その時の自分の気持ちにだってよってくるだろうし…。
そもそも、違う意見を言われたときの状況が、自分が悩んでいて相談したのだったとしたら、相談する相手ってことは、それなりに信用している人だと思うし、「あれ?どうなのかな?」ってわからなくなることだってある。
人間なんだから自分の気持ちがわからなくなったり、何が正しいかわからなくなることなんてよくあることで、それが悪いこととか、自分の軸がない、なんて考える必要は全くありません。
だからって、自分の意見がわからなくなることが悪いことだと考えている人が悪いとも言いません。
人はみんなそれぞれに感じ方を持っていて、各個人がどのように感じてどのように考えるかはすべて人の自由だからです。
ただ一つだけ、私(筆者)が言いたいのは、どう考えるのも悪いことではなくて、その人その人その人の自由だけど、「これが悪い!」って決めつけて自分の責めるのだけは、やめてほしいと考えています。
人は自分のことを責めるときが一番苦しい気持ちになるからです。
何か間違えることがあっても、それはよっぽどひどいことでなければ、だいたいが間違えても大きな問題になることなく大丈夫です。誰かと誰かが違う意見でも、地球が滅亡するわけでもなければ、人類が滅亡するわけでもありません。
だから、もっと人はおおらかな気持ちで、自分の思いに正直にいて良いと思うんですよね。自分自身のことをおおらかに認められていないと、人のことを認めることも難しいんじゃないかなって思うんです。
だから、間違えることがあっても、自分の気持ちがぐらぐらすることがあっても、自分のことを責めたりしないでほしい。揺らぐ自分のことも大好きでいられるときっと幸せな気持ちでいられると思うから。
人と意見が違っていてモヤモヤした理由
人と意見が違っていて、気持ちがモヤモヤした理由は、本当の自分の気持ちの方が強かったからです。
おそらく、本当は「それ、正しいよ」って言ってほしかったんだと思いますよ。背中を押してほしかったんですよね、きっと。
「自分ではこう思う。でも、自信がない…」そう思って背中を押してほしいことってあると思うんですね。でも、そう思ってしたことでも、自分の思い通りにピッタシカンカンに背中を押してもらえるとは限らないわけです。
それが理想と現実の難しいところで、本当はしてほしかったことと違うことになって、「どうしたら良いんだ~」ってモヤモヤしちゃうわけですよ。
だけど、しっかり振り返ってみると、背中を押してもらいたかった理由は、ちょっと自信がなかったから…で、意見が違っていてモヤモヤしているけど自分の意見の方を選べないことの理由も、自分の意見に自信が持てないから、なんですね。
この事実の裏にある本音は、おそらく、「自分の意見を肯定したい、自分に自信を持っていたい」ではないでしょうか?
というか、だいたいみんな、人って、本当は自分で自分のことを肯定したいし、自分に自信を持っていたいって思っています。実は。
だけどその一歩を踏み出すのが意外に勇気が必要だったりして、何とか背中を押してもらおうとして、うまくいかずに迷子になっちゃってたりするんですね。
「自分で自分のことを肯定したい」「他者から認められたい」と思うことは人が誰でも持っている欲求の一つで、心理学でいうところのマズローの5段階欲求のうちの一つです。
ほかの人にも認められたいから、人と違う意見だと不安になるけど、自分で自分のことも認めていたいからモヤモヤする、というわけです。
人はこの承認欲求の先にある、自己実現の欲求の方に向かっていくのですが、自己実現をしようと思ったら自分のことを認められている必要があるので、自分のことが認められていないと苦しくなります。
だからこそ、自分の気持ちを優先させて何をするかを選ぶことが大切になるんですね。
まとめ:本当は自分のことを肯定したい。だから人の意見よりも自分の気持ちを優先に考えよう。
自分の意見や気持ちと、人の意見が違うときは、自分の気持ちを優先してどうするかを考えることをおすすめします。
なんとなく自信が持てなくて、ほかの誰かから背中を押してもらいたいと思っていても、その思い通りにほかの人が背中を押してくれるとは限りません。
人はそれぞれに違う考え方を持っているので、意見を求めた人はあなたの考えとは違う意見を言うこともあります。でも、結局最後は自分で決めることが大切。
人は自分のことを肯定したいという願望を持っています。だから、人の意見は参考にしつつも、あなた自身が納得できる答えを選ぶことが、一番良い結果につながっていくのです。
参考にしてみてください。
それでは。
土出麻美でした。