「喉神」という違った視点から自分をとらえなおすことで個性や特性(自分らしさ)を受け入れて望む生き方を創っていく。土出麻美のエッセイブログ

子どものしつけ、どうやってる?しつけ方法の決め方

 
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「Yes★喉神サマ⁈」の著者。 小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。 社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。 県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。
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育児をしていく中で、「しつけをどのようにやるか」については、多くの人が悩むところではないでしょうか?しつけの方法というのはそれぞれの家庭によって考え方も違うし、世代によっても違います。夫婦で意見が食い違うことも多くあるでしょう。そこからもめて「離婚話」にまでつながってしまうこともあるかもしませんね。

子どものことを思ってしていたはずなのに、結果的に本当に子どものためになっていたのかな?と思うこともあるでしょう。

 

そんな、いろいろと悩みがちなしつけのやり方について、どうやって決めていったら良いかについて紹介していきたいと思います。

 

1.しつけをどうするかは夫婦で決めるもの

あたり前のことですが、しつけをどうしていくかは夫婦で決めるものです。しつけのこと夫婦で話し合っていますか?意見が食い違ってしまった時、どうしていますか?意外と、夫婦で話し合っているつもりで、実はきちんとできていないことはよくあるものです。

 

わかりやすいように例をあげてみますね。

 

―例―

A子さんとB男さんには5歳の息子Cくんがいます。Cくんは幼稚園に行きはじめたのだけど、なかなか幼稚園になじめない様子でした。朝は時間がないのになかなか準備ができず、一向に着替えようとしません。行くのを嫌がっているようにも見えます。

A子さんは、「とりあえず、幼稚園に慣れるまでは着替えさせてあげたら良いかな?」と思っていました。「自分で着替えて欲しいけど、やってあげた方が用意も早くできるし。」という気持ちもありました。

一方、B男さんは5歳になるCくんが自分で着替えをせずにA子さんが着替えさせてあげていることに疑問を感じていました。「もう5歳なのに、着替えさせてやるなんて、少し甘すぎるんじゃないか?」と思っていましたが、特に注意はせずに見ていました

 

そういった状況が続いたある日、B男さんはたまたま職場で子どもの話になりました。同僚のD田さんの家にはCくんより1年下の子どもがいます。聞いていると、その子は「自分で着替えの服を用意して、自分で着替えている」というのです。前からCくんが着替えを自分でしていないことが気になっていたB男さんは、「なぜ自分で着替えないのか」という気持ちが一気に強くなりました。

そこで、B男さんは、D田さんにはそのことは言わずに後でこっそりインターネットで調べてみました。どのページを見ても、「5歳では自分で着替えをする」と書いてあるように思いました。

 

「やっぱりうちは、甘やかせすぎなんじゃないか?」と思ったB男さんは普段使っているSNSで「これってどう?」と投稿してみました。すぐにほかの人からコメントが来ました。「5歳は自分で着替えないとダメ」「甘やかせすぎ」「自分で着替えさせると時間がかかるから面倒なんじゃ?」などなど…

 

「うちは甘やかせすぎだ」という思いが確信になったと感じたB男さんは、A子さんに伝えます。「自分で着替えさせないなんて、甘やかせすぎじゃないか?D田くんのところはまだ4歳なのに自分で用意して自分で着替えているらしいぞ。」と。

そこでA子さんは、「幼稚園に慣れるまでは良いかなぁと思って。」と伝えました。

B男さんは言いました。

「いつになったら幼稚園に慣れるんだ?本当は着替えさせた方が早いからなんじゃないのか?」

そう言われたA子さんは何も言えなくなってしまいました。だって、「着替えさせた方が早い」と思っていたことも事実だったから。A子さんはなんだか自分が悪いことをしたような気分になってそれ以上何も言えなくなってしまったのです。

 

その次の日から、A子さんはCくんに自分で着替えさせるように厳しく言うようになりました。厳しく言うようになると、Cくんは以前にもまして幼稚園に行くのを泣いて嫌がるようになりました。でも、その時間にはB男さんはすでに出勤していてそんなことは知りません。A子さんの中で、不満やストレスはどんどん膨らんでいくのでした。

 

―――

 

はい、少し長い例文でしたがいかがでしょう?決してめずらしいことではなく、よくありそうな光景ですね。この中で、A子さんとB男さんは自分の思っていることは伝えてはいますが、その中にある「本当の想い」はすれ違っていることがわかるでしょうか?このままではA子さんの不満が募っていくばかりになってしまいます。

 

この例を参考に、何がいけなかったのかを整理してみて見ましょう。

 

1-1.人と比べない

子育て中はなかなかうまくいかずに悩むことが多いものです。ほかの人ってどうなっているのだろうと気になってしまって、ついつい比較しようとしてしまいます。

最初の例ではB男さんはたまたま話の流れだったとはいえ、自分の子より小さい子が自分の子ができないことができていると聞いてしまっていますね。それが原因で、もともと少しの疑問を感じていたことに対して一層不安が掻き立てられてしまいます。そうやって気になり始めると、もうそのことしか見えなくなってしまうのですよね。そうなると、その情報を探そうとしてしまいますから、探せばどんどん似たようなことが見つかってしまいます。B男さんがネット検索した時のようにね。

 

そもそも、その情報を探そうとして検索窓に語句を入れますので、その不安に関することが出てきて、どんどんその不安な気持ちは膨らむようになります

 

そのように不安になっていくことはよくある話なのですが、そもそも自分の子どもとよその子を比較する必要はありません。全く違う個性を持った子どもですから違っていて当たり前なのです。そんなことは、頭ではわかっていることなのですが、つい気になってしまって比べてしまうのですよね。その子のことを思って、心配していれば心配しているほど、不安になるものですからね。

 

それは愛情の深さからきているものでもあります。だから、比べたくなる気持ちはすごくよく分かるのですが、そうやって比べてしまうことが問題をよりややこしくしてしまう原因につながっていってしまいます。子どもによってどのように成長していくかは全然違っていて当然なのです。

 

冷静に考えてみればわかるのですが、5歳の子が自分で着替えができなかったとしても、中学生になっても着替えができないはずがないのですよね。その子のペースでそのうち絶対にできるようになるのです。

 

もしも子どもが発達障害だった場合、中学生になっても着替えができないかもしれませんが、その場合は着替え以外の場面でも何か特徴が見られるでしょう。たとえ発達障害だったとしても、別にそれが悪いことというわけではないですからね。そういった場合は「特に配慮をした対応が必要になる」(専門家の介入が必要になる)というだけの話です。

 

特別な配慮が必要になることは、特に大変なことや恥ずかしいことではありませんよ。ただ、その子にあった配慮をすることで、その子にあったより良い発達を促すためのものです。そのために専門家の存在があるのであって、「ダメな存在だ」と認定するために専門家がいるのではないですからね。

 

その子にあった対応方法を模索するために、人に話を聞こうとすることが悪いことではないのですが、ほかの人と比較して焦って厳しくしたりする必要はまったくないのです。どの子にもそれぞれ違った個性があって、どの親にも違った個性があるのですから、同じようにいきません。自分たちのやり方でやっていくのが一番良いのです。

 

1-2.ギャラリーに先に聞かない

しつけをどうするか悩んだとき、ギャラリーに聞いてしまっていませんか?最初の例で、B男さんも不安になってそういった人に聞いてしまいました。ギャラリーって、当事者意外の、インターネットとか、周囲の関係ない人です。

 

こういうことって、意外に当事者であるパートナーに直接聞くよりも、身近で聞きやすい周囲の人に聞いてしまったり、いつでも手軽に聞くことができるSNSなんかを使ってしまいがち。「パートナーである本人には言いにくい」という気持ちがあったり、直接言ってしまったら気を悪くさせてしまうかも…という思いからそうしてしまうのかもしれませんね。

でも、このようにほかの人に聞いた場合、聞かれた人は、聞かれたらもちろんその人なりに考えてアドバイスをしてくれているのだけど、当事者ではないですよね。結局、当事者両方から聞いたわけでもなく、実際の状況もわからずに聞いた情報からのイメージだけで意見を言ってしまうので、その意見が本当に的を得た意見かどうかはわからないのです。

 

そもそも、子育てやしつけに「これが絶対に正しい」という正解は決まりはほとんどないのです。だから本当は、一番意見を聞いたり、自分の思いを伝えたりしないといけないのはパートナーのはずなのです。

意見が食い違った時に、なぜそう思うのかといった詳しい理由や、どう考えているのかといった内容を当事者であるパートナー本人から聞いてみることと、自分自身がどう感じているのかを伝えることが先のはずなのに、それをとばしてしまってギャラリーに聞いてしまっていませんか?ギャラリーに先に聞いてしまうことによって「こうなんだ」という思い込みが強くなってしまうと、本来最も話を聞く必要があるはずだったパートナーの意見を最後まで聞くことが難しくなってしまうのです。

ですので、相手の気持ちや意見をきちんと聞いて、そこからさらに自分はどう考えるか、どう感じているかを伝える。それが大切です。不安に感じていることを専門家に聞くならまだ違うのかもしれません。もしかしたら何か問題があるのかもしれないし、特別な配慮が必要なことだってあります。どうしたら良いか迷うことだってあると思いますよ。そういう時は専門家に聞いた方が良いです。

 

「わざわざ専門家に聞くなんて、大げさな気がして相談しにくい」と感じるかもしれませんが、中途半端に素人に聞いて判断する方がよほど危険です。人に聞くことが全くダメだというわけではありませんが、順番が大切なのです。

 

 1-3.お互いが感じている不安を伝え合う

最初の例ではA子さんもB男さんもそれぞれが一番最初に感じていた疑問や不安といった想いを伝えていませんね。たとえばB男さんが「甘やかしすぎでは」と最初に感じた時に軽く聞いてみたらその時に現状をわかりあえたかもしれませんし、A子さんが最初から「なかなか幼稚園に行くことができないから今はこうしようと思う」と伝えていたらこういったすれ違いが起こらなかったかもしれません。

 

通常の生活を送っている中では、このように思っていることを伝えることなく生活していることは多々あります。一緒に暮らしていない恋人同士の場合の方がしっかり想いを伝えられていたりするのです。なぜなら、一緒に暮らしていないと一緒にいる時間が限られているため、できるだけ会う時間や話をする時間を取ろうとしますし、メールやメッセージのやり取り、電話なども積極的にするからです。

 

他方、一緒に暮らしていると、いつでも顔を合わせているし、「いつでも話ができる」という気持ちになるので、生活の流れの中であまり話さなくなってしまうのです。ですので、意図的に話し合おうとしないと、話す機会や思いを伝え合うことは難しくなりがちです。とはいっても、そうやって意識しなくても自然に話ができる人もいるので、そんな人は問題ないのですけれどね。

 

2.どのように考えてしつけを決めていくのか

それでは、夫婦で決めていくときにどのように決めていったら良いのかについて紹介していきたいと思います。

 

2-1.自分がどうしていきたいのか明確にしてそれを伝え合う

先に述べたように、しつけをどうしていくかは人の意見を聞いたり人と比べたりするよりも、「自分たちがどうしていくか」を自分たちで決めていくことが大切です。ですので、不安を感じたり疑問を感じたときに、「それならどういう状態が自分たちにとって一番良いと思えるのか」をはっきりさせる必要があります。ついついほかの人の言うことや「普通は…」ということが気になってしまいがちですが、「普通はどうか」ではなくて、「自分はどうしたいのか」「相手はどう考えているのか」が、大切なことなのです。

 

一番大切な「自分たちはどうしていきたいか」を決めていくためには、まずあなた自身が「自分はどうしていきたいのか」をしっかりと把握しないといけません。あなたが「こうしたい」とはっきり自覚していないと説明して伝えることができませんからね。ですが、意外と自分の気持ちは自分でははっきりわからなかったりします。

パートナーに話している途中でだんだん「こう思うな」と出てきたりすることもあります。でも、それで良いと思います。話す中で「こうだな」ってわかったとしても、自分で理解できて、相手に伝われば良いのだから。何が良いと思うのか伝え合う中で答えを見つけていって、それを子どもに伝えていったら良いのです。

自分がはっきりわかっていなくて、パートナーにも伝えられないのに、子どもだけに伝えるなんて至難の業ですからね。逆に言えば、自分たちがなぜそうすることが良いと思うのかをしっかり認識していれば、子どもに伝える時にも冷静に、しっかりと伝えやすくなります。だから話し合って、お互いの思いを伝え合ってください。

 

2-2.子どもが結果的に幸せになることを考える

しつけを考える時によくありがちなのが、「常識的にこうだから」という考えに縛られてしまうことです。「普通はこうだから」とか、「こうしないといけないから」とか、常識だと思って信じ込んでいることとかを無理に通そうとしてしまうのです。ですが、それらは本当に必要なことなのか、考えたことはありますか?

 

「常識」と言われることは地域や世代によっては「非常識」なことだったりもします。それなら、たくさんの世間一般の常識を詰め込むよりも、幸せになることを伝えていくのが良いのではないかなと思うのですよ。

人を思いやる気持ちや、自分を大切にする「自己肯定感」が育つように、大切なことを伝えていくだけで、それが結果的にしつけになっていたりするものではないでしょうか。たくさんの厳しさを伝えるよりも、その子が幸せになれるような選択をその子自身ができるようにしていきたいものですね。

 

2-3.どうしても意見が食い違ってしまうとき

どんなに話し合っても、どうしても意見が食い違うことだってあります。一緒に暮らしている夫婦だって、違う考え方を持っていて当然です。意見がどうしても一致しないときはどう考えたら良いと思いますか?

 

どうしても意見が食い違うとき、それは逆に言うと「どちらを選んでも良い」ときです。そもそも、明らかにいけないことの場合は確実に良い方に決められますので、「どうしても意見が食い違う」ということは、「好き」か「嫌い」かの問題だけで、どちらを選んでも問題ないといえます。

意見がまるで一致しなかったとしても、夫婦どちらも問題なく大人になっているのですから、問題ないことは確かです。しかも、お互いに「パートナーとして選んだ人」の言っていることですしね。そこで、どちらでも良いけどどちらも譲れない時の考え方として2つ提案させていただきたいと思います。

 

2-3-提案①.普段よく一緒に過ごしているものの意見を優先させる

まず一つ目は、子どもと過ごす時間が長い人の意見の方を優先するという方法です。どうしても子どもと関わる時間というのは夫婦二人同じではなく、どちらかに偏ってしまうものです。そうすると自然と子どもと一緒に過ごす時間の長い人の方が子どもの普段の様子がわかっていますし、 また、しつけを行う機会も一緒にいる時間の長い人の方が多くなります。そういった面を考えると、一緒にいる時間の長い人の意見が優先されるのが一番効率が良いと言えます。

 

実際に、何かを伝える必要があることが起こった時に、一緒にいる人がその場の判断で伝える必要があるし、その時の状況を判断するのは一緒にいる人になりますからね。「現場が判断する」ということです。

これは家庭での子育てやしつけの場面だけではなく、仕事でもよくあることだと思うのですが、その時に現場で判断するということはとても重要なことです。後から別の部署の人間が何か言ったりしたらややこしくなることってあるじゃないですか。現場で判断できる人がいるのが一番スムーズになることはよくあるものです。

 

それと同じ考え方で、普段よくいる人の考えを優先的に考えるのです。それは、母親かもしれないし、父親かもしれないし、おばあちゃんかもしれませんね。一緒にいて一番子どものことをよく見ている人の意見を尊重する、という考え方です。

 

2-3-提案②.母親の意見を優先的に考える

次に二つ目の考え方ですが、こちらは「普段一緒にいる人」という考え方ではなくて、母親の意見を優先するという考え方です。なぜ母親なのか、それには理由があります。

 

その理由の一つ目としては、「子どもは母親の影響を非常に受けやすい」ということです。すべての子どもは10か月という間、母親の胎内にいます。その間はずっと母親の声を聞いて母親のしていることを感じています。そのためもあるのか、日常的にものすごく母親の影響を受けているのです。「子どもは親の鏡」と言いますが、多くの場合が「母親の鏡」と言って過言ではありません。一人の子どもとして生まれてきて、もう別の人間として意思をもって活動しているはずなのに、不思議とほとんど母親のことを映しています。

 

私(筆者)が施設で働いていた時もそうでした。成人の知的障害者の方の施設だったのですが、ある時、どうしても不安定になられている方がいたのですね。理由が見当たらなくて、「なぜだろう?」と思っていたら理由は簡単にわかりました。一緒に暮らしているその方の母親が、ちょうどストレスがかかるような役割に当たっていたのです。そのために、その人は施設でも落ち着かなかった、というわけです。

 

この場合は成人の方だったのですが、子どもについても同じことが言えます。母親がイライラしたり、ストレスを感じるような状態にあるとき、子どもは本当に鏡のようにそれを映しています。子どもの様子を見れば母親の心の状態がわかる、と言っても過言ではないほどです。ですので、子どもの心の状態が安定しているためには母親の心の状態が安定していることが不可欠なのです。(まれに、父親に対してそのようになっている子もいるようですが、多くの場合が母親に対してです。)そういったことを考えると、母親の意見を優先して考えるのが良いとも言えます。

 

つまり、母親が普段子どもと過ごす時間が長い家庭では、どちらの提案をとっても母親の意見を優先させるということになります。これは、「父親は口を出すな」という意味ではなくて、もちろん話し合ってお互いの思いは伝え合うのですが、父親は母親のフォローをすることで一緒に子育てをしていくのが良いのではないかと思います。「父親はしなくて良い」という意味ではありませんよ。必ず一緒にしてください。

 

ここで、母親の意見を尊重して、母親、つまり女性が機嫌よくいられる状態をお勧めする理由は実はもう一つあります。それは、女性が幸せを感じている状態であることが、男性も幸せを感じていられる状態であるからです。イメージしてみてください。仕事から帰って来ると自分の妻がイライラしている状態と、自分の妻が機嫌良さそうにニコニコしている状態、どちらが良いですか?通常なら、機嫌良くニコニコしていてくれた方が良いですよね。

 

仕事をしているときはいわば興奮状態で、交感神経が働いている状態です。早くリラックスして、副交感神経が働いている状態になりたいのです。それなのに、パートナーがイライラしていたらリラックスできないでしょ?多くの男性がスポーツをしていたり、仕事などで興奮状態にあるとき、女性を見ると少しホッとします。

 

私(筆者)が高校生のころ、ラグビー部のマネージャーをしていたのですが、マネージャーは試合の時にグラウンドに出て部員にコップの水を渡したりするのですが、一度、マネージャーが入ってはいけない会場があったのです。なので、その時は試合に出ない部員が渡していたのですが、その時に試合に出ていた部員が言っていました。「やっぱ、マネージャーの方が何かホッとするなぁ」ってね。試合で息が上がって気もたっているときに女性を見ると少しホッとするのですよね。

 

だから、結婚して家庭を持っている男性は、自分の子どもを見てもホッとするだろうけど、自分のパートナーがいるとホッとするはずなのです。そして、やっぱりその時は相手がイライラしていない方が良い。だから、女性側が幸せそうにしていることは男性も心が休まって幸せを感じやすくなるというわけです。

 

こういった理由から、男性は女性を優先しながらフォローして女性が幸せを感じていられるような状態でいることが家族全員が安定して和やかに生活できると考えています。また、男性が家にいて女性が働いているような場合でも同じで、女性が幸せそうにしていることで男性はゆったりとした気分になることができると思います。

 

まとめ

それではまとめです。子どものしつけに関しては周囲の人と比べたり、周囲の意見を聞きすぎてしまわずに、当事者である自分たちで決めることが大切です。周囲の意見を聞きすぎて不安になってしまう必要はありません。お互いの意見をしっかりと伝え合って、どんな風にしていきたいかを明確にしていきましょう。

 

どうしても、意見が食い違ってしまう時には、現場判断ができるように一緒にいる時間が長い人の意見を優先に考えるか、女性側が喜ぶような選択をお勧めします。そうすることで、子ども自身の精神的な安定にもつながりますし、一緒に暮らす男性も幸せを感じられるようになると考えられるからです。

 

ただ、これは提案であって、「こうしないといけない」というものではありません。一番大切なのは、どうしていくのかを自分たちで決めることです。たくさんの情報や意見があると思いますが、それらは参考程度に考えておいて、「これが我が家流!!」というものをもって、しつけも楽しく行っていきたいですね。

 

土出麻美(つちでまみ)

 

 

 

 

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「Yes★喉神サマ⁈」の著者。 小学生と中学生の母親で義母のお世話もしている主婦。 社会福祉士の国家資格を持ち、福祉施設や行政機関で支援員・相談員の経験あり。結婚出産育児をきっかけに自分の心の闇と向き合うことになり、それがきっかけでヒプノセラピーやヒーリングなども学んだ。 県の男女共同参画アドバイザー養成塾を修了。
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