『マインドフルネス「人間関係」の教科書』が人間関係を超えて生き方って感じだった!
こんにちは。今日は藤井英雄さんの新刊『マインドフルネス「人間関係」の教科書』を読んでみた感想です。
この本は以前にこのブログでも紹介した『マインドフルネスの教科書』の姉妹本ですね。
前回の記事はコチラ
いやはや、前回も、自己肯定感を強化するような話だなぁって思ったんですが、今回はもっと自己肯定感を高めていくような内容になっていましたね!!
どこかで見たこの本の紹介では「苦手な人は…」みたいな感じだったんですが、私的には、苦手な人との関係って言うよりも子育てとか、他にもあらゆる状況での生きていく心のあり方について書かれている感じがしました。
なんだかこれを実行していたら自分自身が高まっていきそう…そんな感じがする本でしたね。
この記事の目次
『マインドフルネス「人間関係」の教科書』を読んでみたら、「人間関係」の枠を出て、生き方とか心のあり方についてって感じがした
本当にあらゆる人間関係にって感じの本でした。なんだか、「人間関係」って聞いたら、職場で…とか、学校で…とかいうような、ちょっと対外的なイメージがあるんですよ、私。でもね、これはそういうことだけじゃなくて、もっと身近な、家族とかに使える…みたいな。
本にも書いてある通り、子育てにも使えるし、多分、夫婦関係とか、恋人とか、そういった関係にも十分に使える…というかどんどん使って言ったらみんな幸せになれるんじゃないかなって思います。
子育てにすごく良い
読んでみた一番の印象が、「あ、これ、育児書でもいける」でした。小さい子どもに怒るときとか、受験生に対しての例とかもあって、わかりやすい。
特に、小さい子相手というよりも、少し大きくなってきてちょっと難しい年ごろの子どもと関わるのに良くに良いんじゃないかなぁって思います。
大人になりかけの子って難しいじゃないですか?そのぐらいの子どもと関わるときに良さそう…。うまくできるかできないかは別として、知っているか知っていないかで全然違うと思う。うちの子も、あと数年で反抗期とかになっていくわけだけれど、これを知っていたらずいぶん違いそうです。
我が子に対して…
我が子に対してもね、結構子どもが話しかけてきた時とか、忙しいとか、何かしてるからとかであんまりちゃんと話聞いてあげてないなぁって時があるんです。だから、ここはちょっと傾聴を意識して聞いてみたんですよ。
傾聴って、私は学校が福祉系の学校だったんで、カウンセリングの授業とかでちゃんと習っていたはずなのに、子育てとか、プライベートな場面では結構忘れてたりするなぁって。
ちょっと時間とって聞いてみるとね、ゲームの話やからキャラクターがどうとかわけわからないんですが、それでも嬉しそうで、最後まで聞いたらとても満足した顔をしていました。
やっぱり、わけわからなくてもちゃんと聞いてあげるって大切ですね。多分、キャラがどうとかわからなくても良くて、ただ、どんな風に苦労してて、なんしかそこで勝たれへんねんな、とか聞くだけで良いんですね。
キャラまでわかろうとすると混乱してややこしくなるから。
アサーションとかの考え方が良い
アサーションって私は好きです。結構はっきりしている方が好きなので…。自分の本音を伝えてお互いに納得する答えを創造していくって良いですよね。
人ってどうしてもなんだか気を使ってちゃんと本音を言わなかったりしちゃうじゃないですか。それでなんだか余計ストレスためてややこしくなったりする。
だから、ちゃんと冷静に自分の思いを伝えて、相手の思いもくみ取って一番良い結果を選んでいくって本当に良いと思う。そうやっていくことで、その考え方やマインドフルネスって言う心のあり方がより定着していくって良いことずくめですよね。
私はそういうの、好きです。
慈悲の瞑想がすごく好き
前回の『マインドフルネスの教科書』にもちらっと載っていた、「慈悲の瞑想」が今回は詳しく載っていました。
これ、私はすごく好きですね。
自分の幸せを祈って、自分の身近な人の幸せを祈って、最後には自分のことを嫌っている人の幸せを祈るんです。こういうの、ほんと好きです。
もしかしたら、「なんで自分のこと嫌いな人の幸せなんて祈らないとあかんねん!!」って思う人もいるかもしれないんですけどね、でも、たとえ私のことを嫌いな人でも、不幸なことになっていたらやっぱり悲しいじゃないですか。
「人の不幸は面白い」とか言うけれど、それって笑える範囲の不幸であって、本当に不幸な姿って全然面白くないと思うんですよ。そう思いませんか?きっと誰も見たくないはず。
そう思っている私が変わっているのかな?イヤ、別に変わっていても良いですよ。よく変わっているって言われるし。
私ね~、過去に特殊能力系の人に「イメージが光る観音様」って言われたことがあるんですよ。うれしかったな。
でね、もしも、本当に私が光る観音様みたいなエネルギーを持っているとしたら、その光で他の人を照らすのではなく、光にあたった人が、自然とその人がもともと持っていた光を放って自ら光り出せるような、そんな人でいられたら良いなって思っています。
あぁ、ちょっと調子のってもた…。
まぁ、そんなわけで慈悲の瞑想はすごく好きですごくよかったです。
著者さんの考え方が良いな
本全体を通して思ったことは、この著者さんの考え方が好きだなぁって思いました。身近な人をプチカウンセリングでケアしあうことができたら…とか、そういう考え方好きです。
やっぱり、身近なもの同士でそういうことができたらみんな幸せになれると思うし、そういうことをお互いにできる関係って素敵だなって思うんですよね。
だから、マインドフルネスって言葉だけ見て考えたらなんだかややこしそうにも思えるけど、それを使ってこういう世界になったら良いなって考えている、その目指している世界が良いなって思います。
ちなみに、私は『マインドフルネスの教科書』よりもこっちの『マインドフルネス「人間関係」の教科書』の方が好きでした。自分でもびっくりするぐらいすぐに読めちゃいました。
あなたもぜひ、読んでみてくださいね。
土出麻美(つちでまみ)