脱!良妻賢母!家事育児・仕事と一人で抱え込まない!
こんにちは。土出麻美です。
この記事では、一人で抱え込むのをやめよう!て話をしたいと思います。
「カッコいい女性」であるために。もしくは、「良い妻」「良い母」であるために。一人で抱え込んで苦しんでいる女性って結構たくさんいる気がしませんか?
理想的な女性像を思い描いて、そうあろうとする。その理想のかたちはあなたを幸せにしてくれるのでしょうか?
この記事の目次
「カッコいい女性」って?実は抱え込んでいる人のこと?
あなたは「カッコいい女性」ってどんな人をイメージしますか?
「カッコいい女性」と聞くと、仕事もプライベートも充実させていてどちらもバリバリできていそう。
つまり、子どもがいる人であれば仕事もしながら家事育児もこなして、男性に頼らなくても一人ですべてこなせるような女性 ってイメージないですか?
私はありました。そんな風になりたいとも思っていたし。
でも、実際に子どもがいて家事育児しながら仕事もこなすこと、 本当に大変です。
私の場合は 主人(土出)が仕事の休みが不定期でしかも子どもたちが小さい頃は夜勤もあったんです。
そんな環境だったこともあって、私一人で子どもたちを見ていないといけないことが多かった。
それでも仕事をしているから休みの日はどこかに連れて行ってあげないといけないと思っていたんですよね。ふんだんは保育園だからって。
だから、必死で一人で小さい子連れてあちこち行きました。プールとかも連れて行ったし。
主人がいなくても一人で育てる! って思ってました。むしろ、 「おらんでいいし。」ぐらいの感じで。できる人になりたかったんですよね。本音は。
だから、 本当に毎日、一人で子どもを保育園に連れていき、仕事後迎えに行ってご飯を食べさせて、お風呂に入れて・・・ってしていました。
まさに、一人で抱え込んでいたんです。
その時は本当にしんどかった。
今は、かなり手伝ってもらっています。手伝うというよりも、一緒にやって当たり前のことだったと思うんですよね。
一緒にやって当たり前って視点で見たらまだまだ私がしてることの方が多いかな…。
昔行われた「良妻賢母」教育の影響
良妻賢母(りょうさいけんぼ)って聞いたことありますか?
良妻賢母って言うのは「夫には良い妻であり、子どもには賢い母」って意味です。
これは、戦前とかに女性はこうあるべきだって考えられていた考え方で、その頃は女性はそうあるように教育されていたそうです。
そう、まさに、家事育児をこなす女性ってことですよね。「女性は家にいて家を守るべきだ」という考え方です。
この考え方って言うのは男女平等じゃないって言うことでそういう教育がされなくなったんです。
それにも関わらず、日本人の深層心理に深く残っている考え方です。女性が家のことや子供のことをして当然だって思っている人が今もまだまだ多いですよね。
「今はそうでもない」って言う人もいますが、 どう思いますか?
夫婦二人とも仕事をしていても女性が家事をして当たり前で、男性が家事をしていても「手伝っている」って認識の人が多いんじゃないでしょうか?
もちろん、中には男性が主力でしている人もいます。女性が働いて、男性が主夫という夫婦もいる。だけれども、一般的にはほとんどの場合が女性主力でしていると思います。
良妻賢母が教育されていたころは女性は「家にいないといけない」だったので女性が外で働いていることが少なかった。
けれど時代は変わり、今は女性も働いているけれど、家事をするのは女性、というイメージは残ったままになっていると思うんです。
で、女性側が一人で抱え込んでいることが増えてきている。しかも、すべてこなす女性が素晴らしいような風潮がなくもない。
ワンオペ育児なんかもそうでしょう。
確かに、「仕事もバリバリこなし、家事育児もこなす女性」カッコいいですよね。でも、それって目指すべきものですか?
一人で抱え込んで苦しくなってる女性が増えるって社会的にどうなんでしょう?
というか、一人で全部こなせるんだったら、何のために夫婦一緒に暮らすんだろう⁇
一人で全部こなすのならば、そりゃあ「もう旦那いらんわ」ってなりますよね。気を使うだけならいないほうが自由ですもん。
一人で抱え込むのをやめたら楽になる
本当は女性側が一人で抱えこむ必要なんてないんですよね。手伝ってもらった方が楽なんですよ。
当たり前ですよね。
一人で10するよりも、自分でするのは6とか5だけで残りはやってもらった方が楽に決まってる。
それでも!!
「うちの人はどうせしないから」って言う人、結構多いです。頼む前にもう「しない」って決めつけてしまって頼もうとしないんです。
これはね。
男性だけが悪いんじゃなくて、女性もそんなにちゃんと頼んでない人が多いなぁって印象です。もっと頼めば良いのに。
やっぱり女性がしないといけないってイメージが強くあるのと、「どうせしてくれない」って思い込みが強くて言う気にもならないってことなんだろうと思うんですけどね。
それでも、私個人的には、 ハッキリ言ってみたらいいのにって思います。やってもらったら楽やのに。
言わないで思ってるだけじゃ伝わらないですよね。
私は土出が休みの日には晩ごはん作ってもらうし、仕事の日でも洗い物もしてもらうし、洗濯物も干してもらうし、畳んでしまってもらいます。(日によりますが…)
してほしいことは頼みます。
この間は、晩ごはんの前に上の子がソファの上に立ってたんですが、急に「鼻血~!」と言って鼻血をたらし始めたので、ティッシュで拭こうと箱を持ったんですね。
そしたら残りが少なかったので、「ごめん、ティッシュの箱出してきて 」と言って箱を出しに行ってもらって鼻血の処置をしました。
これ、普通だと思いますか?
「そんなん普通よ」って思うなら良いんです。中には「ティッシュがどこにしまってあるか、旦那はわからない。」なんて人もいたりするんですよ。
あなたのところはどうですか?
サッと動いてもらうことがありえないって人は、絶対に、あなたが何かしているときに何か手伝ってほしいことがあったら、伝えてしてもらった方がいいですよ。
例えば今回のティッシュの件だと、出して来てもらわなかったら、私が鼻血のこと片づけてからティッシュを出しに行かないといけないでしょ?
別にそうしてもいいんだけど、頼んだ方がスムーズです。
普段からこんな風にいろいろやってもらってたら「新しいティッシュってどこにあるの~?」てならないですからね。
本当はこうやって頼むことは「良妻賢母」の考え方ではありえない、全然良い妻じゃないってなります。
でも、よく考えてみてください。
自分一人で抱え込んで大変な上に、「自分でできるから、旦那なんかおらんでいいわ~。」ってなるのと、頼んで協力してやるの、どっちの方がいいと思いますか?
一人で抱え込んでたら「私は毎日ご飯作って休みないのに、休みの日好き勝手して」って思うでしょ?
普段からいろいろお願いしてやってもらってたら「いつもありがとう」ってなるでしょ?
それなら普段からいろいろしてもらってたらいいんですよ。
男性って結構頼られたりするの好きでしょ?上手に頼って自分も楽になるし、男性も頼られてうれしい、で、一石二鳥!!
そもそも、昔の男尊女卑の時代の良妻賢母をもらった男性は女性がいないと生きていけない人が多いですよ。
福祉現場では結構有名な話。お年寄りの夫婦は奥さんが先に亡くなったら男性は急にすごく弱くなっちゃうんですよね。
逆に、 女性は旦那さんが先に亡くなったらしばらくは悲しみますが、悲しみを振り切った後はハツラツとして元気になる人が多いです。
それだけ負担やったんかなって思っちゃいますよね。男性と暮らすことが。
支えあいながらパートナーとして一緒に生きていくことのススメ
負担になっているよりも、お互いが協力し合って支えあっている方がいいと思いませんか?
それで、男性に何かを頼むときですが、明確な指示を出した方がいいです。
いつもやってもらっていることなら、言われなくてもわかるだろうけれど、初めてだと分からないでしょ?
だからはっきり明確にしてほしいことを伝えます。
例えばティッシュを取ってほしい時でも、「ティッシュ取って」だけでなく、「ティッシュ1枚取って」とか、「ティッシュ箱ごと取って」みたいに。
「ご飯よそうから味噌汁よそって」とか、自分がこの後しようと思ってることを頼んだり。
そうやって分担していって、自分のしないといけないことを減らしていって、ゆったりした時間を持てるようになったら良いですよね。
ご飯作ってもらって洗い物が多くて嫌だったら洗い物までしてもらったら良いし。(やってもらうの洗い物が多いからイヤって人とか散らかるからイヤって人多いですよね)
抱え込んでたらしんどくなっちゃいますからね。
せっかくパートナーとして一緒に暮らすのなら、そうやって一緒に分け合ってやっていった方がいいと思いませんか?
私はそう思ってやっています。
しかも、抱え込んでしている時よりも一緒にやっていってた方がパートナーシップもうまくいきますよ。
テレビとかを見ているときに、手伝わない男の人とかが出ていたら、「あんなんイヤや~」とか言ってたら一層はりきって手伝ってくれます(笑)
夕食後、コーヒー飲みたいなぁって思って「 コーヒー飲みたいからお湯沸かして~」って言ったら、きっとコーヒーまで入れて持ってきてくれるようになりますよ。
まぁ、その日の気分次第なこともあるけど。
そういう時に喜んで「ありがとう」って言うとパートナー側も喜んでくれるし、お互いにうれしくてもっと良いパートナーシップが築けるようになっていくと思います。
どうでしょう?
そういうのいいなぁって思ったあなた、「良妻賢母」も一人で抱え込む「カッコイイ女性」もやめて、お互いに頼ったり支えあったりしながらの生活始めてみませんか?