子育て中どうしても子どもにイライラしてしまうときには
子どもにどうしてもイライラしてしまうときに、どういたらいいのかについて紹介したいと思います。
イライラする時ってどんな時?
小さな子どもがいるとどうしてもイライラしてしまうことってありますよね。言ってもなかなかいうこと聞いてくれないし、してほしくないことをしてくれるし。
でも、可愛い時は本当にかわいいですよね。寝顔なんて本当に、一日の疲れとか怒っていたことなんて忘れてしまうぐらい、癒し効果抜群です。
ところで、なぜイライラするのだと思いますか?どんな時にイライラするのだと思いますか?イライラするのはだいたい、自分の思い通りにならない時、自分が何かしたいけどそれができない時、ではないですか?
本当は子どものためにこうあるべきだ、と思っていることでもそれが実現されていない時、違うことをされるからイライラする。
それと、「子どものため」と思って、本当は自分がしたいことを我慢しているときもイライラしやすくなります。
本当は良かれと思って我慢していることが逆にイライラの原因になっていてそれを我慢していなかったらイライラしていない、なんてこともあるんです。でも、「それが良い」って思いこんでいるからなかなか自分で気がつけなかったりするんですよね。
子どもは自分の思い通りにならない
そもそも、子どもっていうものは基本的に思い通りになりません。誰もがわかっていることですが、自分とは別の生き物ですからね。
自分自身ですら、自分の思い通りにするのって難しくないですか?「これをしないと」って思っていてもなかなかできなかったり、ついつい楽なことしちゃったり。何かを始めても強い意志でないと三日坊主になっちゃったり。
自分自身ですら思い通りにするのって難しいのに子どもが思い通りにできるわけないんですよね。
子ども自身も自分で自分をコントロールするのって難しいんですよ。
例えば、右利きの人がいきなり左手でお箸使おうと思ったってめちゃくちゃ難しいじゃないですか。右利きの人が右手でお箸を使えるのはずっとそうしているから。だから、左手じゃ慣れないからめちゃくちゃ難しい。
でも、絶対に使えるようにならないかって言ったら、そんなことはなくて頑張って練習したら使えるようになります。
子どもにとっては生活のいろんなことのほとんどが利き手じゃない方でお箸を使おうとするみたいに慣れないことばっかりなんですよ。
その中で、ちゃんとしないといけないことがいくつもあったら、そりゃあなかなかできないし、ずっということを聞いてもられません。
まぁ、そんな理屈はわかってもやっぱりイライラしちゃうんですけどね。
魔の2歳児
小さな子どものうちでも、一番大変、と言われているのが2歳前後の子どもです。魔の2歳児って言われるほどです。
個人差はあるのですが、だいたいこのぐらいに自分の意思表示をし始めるんですよね。だから、なんでも「イヤ」って言ったり、ごねたり、泣いたり、暴れたり。
そのぐらいに下の子ができたりしたら、そりゃあもう大変です。一番ややこしい時期に赤ちゃん返りもするんですよね。
我が家がそうだったんですけどね。ちょうど臨月のころも大変でした。スーパーとか店とかで、床に寝転んで足ばたつかせて泣くんですよね。テレビの中の光景だと思っていたことが自分の目の前で起こってるんですよ。しかも、自分の子どもがしているんです。
まさか、自分がこんな風になるとは思わなかった。でも、その時私はイライラしていなかったんです。もともと知的障害者施設で働いていたのもあるのか、普通に泣いて暴れている息子を「ハイハイ。」って言って抱っこして(お腹は大きかったですが)車まで連れて行って帰っていました。
お腹の上に乗せちゃったり、お腹をけられてしまったこともあったのでよくお腹が張っていましたけどね。
大変なのは下の子が生まれてからでした。泣いて暴れられても赤ちゃんがいるので対処できないんです。思うようにできないのでやっぱりそこでイライラしました。下の子の2歳の大変な時期が過ぎるまでは大変でしたね。一人で何とかしようとしていたし。
本当はこの一番大変な時期はパートナーとかそのほかの周りの人に助けてもらったほうがいいです。
子どもが本当に小さくてこちらの言っていることもなかなかわからない一番大変な時期なので思うようにならないんですよ。
イライラだってしますよ。人間ですもん。
その時期は母親になってから育児疲れもたまっていて一番心身共に疲れている時期なんです。「産後クライシス」と言って妻が夫への愛情が極端に下がって離婚が多いのもこの時期ですよね。
この時期にパートナーに積極的に協力してもらって自分の時間が持てるようにしたりすることはとても大切です。
この時期になる前に、男性側もこの時期は大変だってことと、この時期特に積極的に家事育児にかかわっていくことが大切だっていうことを理解してもらっていた方が良いかもしれません。
事前にわかっておいてもらっていざ、子どもが生まれたら最初から積極的に協力してもらうんです。
子育ては母親だけがするものじゃないですからね。
自分で自分を縛っていませんか?
なかなか思い通りにならない子育てはイライラしやすいものなのです。
子育てで目の前に起きていること以外に自分を縛り付けてしまってイライラを加速させてしまっているものってありませんか?
ちょっとしたことがイライラにつながったりします。例えば、「夜、8時までに寝かさないといけない」とか、「いろんなものをバランスよく食べさせないといけない」とか。
それってもちろん当たり前のことなんです。子どもはできるだけ早く寝かさないといけないし、いろんなものをバランスよく食べさせないといけない。他にもたくさんあると思うんです。「○○でないといけない」が。
子どものために、早く寝かさないといけないって頑張って、急いで早く寝かせようと思っているのに子どもがいうこと聞いてくれない。
こっちは頑張っているのに。イライラが沸き上がっていきます。それで怒鳴ってしまって子どもが泣いて・・・こっちが泣きたいわ!みたいな。
それで後から「また怒鳴っちゃった・・・」って自分を責めたり。その繰り返しでどんどん自分を追いつめてしまう・・・そういうことってないですか?
頑張り屋さんの人ほどそうなりがちです。そういった「○○でないといけない」で自分を縛り付けてしまうと一層イライラしてしまいます。
「○○でないといけない」は、もちろんその方が良いことなんですよ。でも、それに縛りつけられすぎると苦しくなってしまいます。そんなに自分を縛りつけないで。
まとめ
子育てはなかなか思い通りにいかないものです。言っていることがわかってもらえなかったり。だから、早いうちからパートナーにもしっかり子育てに参加してもらって一緒に子育てしていきましょう。
「○○しないといけない」はほどほどでいいんです。あなたが苦しいと子どもたちも苦しいんですよ。
だから、あなたが苦しくならないように、休憩してみたり、自分のやりたいことしてみたりしましょう。子どもを預けて出かけてみたり、ね。
本当はしたいけど我慢していることとかないですか?そういう、我慢しているようなことがあってもイライラしやすくなってしまいます。自分の心に向き合ってやりたいことをしましょう。
やりたいことをしながら子どもたちとの時間も楽しみましょう。そうしているとみんなが笑っていられるような家族になっていけますよ。
土出麻美(つちでまみ)