赤の他人もみんな親戚みたいなものだってご先祖さんが。
この記事の目次
ご先祖さんの話をしていたら、結局は全くの他人に思える人も遠い親戚だったりするのかなって話になった
あなたはルーツ…というかご先祖さんのことってどのくらい知っていますか?私はたまたま、少しだけ詳しく分かる人がいます。
それは、母方の祖父の家系。それ以外の人の家系のことはよく分からないです。しかも、母方の祖父だから、母も結婚して家としては別になっているし、私も結婚して家を出ているわけだから、「家」という制度から考えると遠くはなっているんですが。
まぁ、でも一応血はつながってはいる…みたいな。
先祖たどるとみんな親戚なんじゃない?って思う。
母方の祖父。なんでご先祖さんのことがわかるかというと、いわゆる由緒正しき家柄ってやつだからです。私はこんな感じでごく普通の人なんですけどね。
祖父は家をつがなくて、祖父の兄弟(お兄さんかなぁ?)が継いだらしいんですね。その実家はお寺さんなんですが、どうもさかのぼっていくといつかの時代の天皇さんがいるそうです。そんな実家にはちゃんと家系図とかもあったとか。私はもちろん見たことありません。
いわゆる、皇族の出なんだそうで。だから、昔はすごい家だったのかな?だから、古いお墓には寛政四年って書いてあった。
それでまぁ、そう考えると、今、「ご結婚」って話題になっている天皇家の眞子さまとか、めちゃくちゃ遠い親戚ってことになるわけなんですよねぇ。いや、相当遠いってか、むしろ、知らん人、ですよね。
そう考えると、その辺ですれ違ったりするだけの全く知らない人も実は遠い親戚なんじゃないのって思うんですよ。
子どもたちにそんなご先祖の話をしてみた。
というわけで、言葉にして表現してみるとなんかすごい人のように感じるご先祖さんの話、せっかくだから子どもたちにも話してみることにしたんですね。
「ずーっとさかのぼっていくと天皇さんって日本の王さまみたいな人がいる」って言ってみたんです。そして、今の天皇さんがすごく遠い親戚ってことになるって。そしたら、上の子が、
「つまりはみんな親戚ってこと?」って言ったんですよ。やっぱりそうなりますよね。
でも、実はそれがご先祖さんが私たちに伝えたいことなんじゃないかなって思ったんです。本当に全くの赤の他人に思える人も、実はすごく遠い親戚、つまり、人ってみんな親戚みたいなものだから、もっと思いやりをもって助けあっていけるんじゃないかな?
他人じゃなくて遠い親戚だって思ったらもっと親近感を持っていられるんじゃないかな?
普段生活している中でもね、知らない人だとなんだかちょっと冷たくなっちゃうって言うか、人よりもなんだかモノみたいにしちゃうところとかあると思うんですよ。知ってる人だったら絶対にもっと優しくできるとか。
譲りあったり思いやりあったりも、全く知らない人だったらなかなかできなくても、遠い親戚だったら、じゃあちょっと譲ってあげようかとか…。いや、親戚でも「譲らない!!」って人ももちろんいるんだろうけれど、優しくなれる人もいるんじゃないかな?
それと、すごく人見知りしてしまう人もちょっと打ち解けやすくなるとかあるんじゃないかなぁって思うんですよね。
それが、普通になったら、もっとやさしい世界になるのかなぁなんて思ったりするんです。
「みんな親戚」でもっと優しい世界になるってご先祖さんが教えてくれてる
「みんな親戚」って思うことでもっと優しい世界になるよってご先祖さんが教えてくれているんだと思うんですよね。
しかも、「みんな親戚」ってあながち間違いじゃないと思うんですよ。本当に、ずっとさかのぼっていってみたら結構、本当にみんな親戚なんじゃないかなって思うんです。
きっとどこかでつながっている。本当は、全く関係のない人なんていないんじゃないのかな?
これを読んでくれているあなたも、きっと私とも親戚ですよ。きっとね。私はそう思う。
それではまた。
土出麻美(つちでまみ)
余談
タイトルにある「赤の他人」って表現なんですが、この最初についている「赤」は色の赤ではなくて、後に続く言葉を強調する意味の「赤」なんだそうです。だから、「全くの」という意味になって、「赤の他人」とは「全く縁のない人」という意味になるのだそう。
すごく普通に、何も気にせず「赤の他人」って言葉を使っていたんですが、今回、この記事を書くにあたってこの「赤」とついているのの意味を知りました。いろいろと勉強になるもんですね。
まだまだ私の知らないことが、この世界には溢れている…。