悪口や陰口・嫌味を言う人の心理とは?なんで人のこと言うのか
悪口・陰口・嫌味…。これらを言われることが好きな人はいません。
「自分がされて嫌な事は、人にはしない。」というのが人間関係がうまくいく基本です。だけど。人の悪口とか言う人がいて、言われて嫌な気持ちになっている人がいる。
この記事は陰口とか悪口、嫌味などを言われている人に向けての記事です。
心の中を整理して、その現実にどう対処していくかを考えるきっかけにしてください。
この記事は私がこれまでに書いた記事の中でも人気のある記事のひとつ、【陰口とか悪口を言われている気がする…。不安な気持ちになったなら】にいただいたコメントから作ることにしました。
上で紹介した記事は、陰口とか悪口を言われている気がする人に向けた記事なのです。 が、実際に言われて困っている人もいるんですよね。
それでですね、今言われて困っている人に向けての記事を考えていたのですが、ちょっと長くなりそうだったんです。
なので、言われているときにどう対処していくかについて、項目で分けた記事を(シリーズっぽく)書いて、まとめてみることにしました。
今回は陰口とか悪口、嫌味なんかを言う人ってなんでそういうことを言うのかについてまとめていきます!
この記事の目次
陰口・悪口・嫌味…これらを言う理由は大きく3つに分けられる!!
悪口、陰口、嫌味などを言い始める原因は大きく3つに分類することができます。
- うらやましい。嫉妬の気持ちから。
- 自分の欠点だと感じている部分をあなたが持っているから
- 自分の価値観の中では「悪」という判断のことだから。「~すべき」から外れているから。
悪口・陰口・嫌味などを言う原因はすべてこの中に含まれます。
…というか、究極は、「自分の望みと違うから」なんですけどね。すべて自分の願望どおりだったら、悪口も陰口も嫌味も言わないでしょう。
つまり、それらを言っている人の思い通りになっていないから、悪口とか陰口とか、嫌味とか言いたくなるんですね。
自分の思い通りになっているとき、自分がすごく満たされているときって言うのは何の文句もないので、悪口とか陰口とか、嫌味も言う必要がないんですよね~。
不満があるから、そういうのが出てくる。
ハッキリ言って、すべてが思い通りになることってそうそうなくて、どこか自分の思いと違うことは絶対にあるものです。それらをうまくとらえられないとき、そうやって言いたくなる、ということです。
誰にでもあり得ることなんです。けど、言われる方としては、たまったものじゃないですよね。
それでは、この3つの原因について一つずつ見ていきましょう。
原因① うらやましい。嫉妬の気持ちから陰口をたたく
あなたの陰口をたたくあの人。
なんであの人は陰口をたたくのでしょう?
その原因のひとつめはズバリ、あなたのことがうらやましいからです。嫉妬心から陰で悪く言ってしまっているんですね。
直接嫌味を言ってくる人もいるかもしれませんね。
その人が、あなたのことをうらやましいと思っている内容は、もしかしたらあなたはわかっているかもしれない。それとも、もしかしたら何がうらやましいのかわからないのかもしれません。
どちらであっても、その人にとってはあなたがうらやましいんです。悔しいんです。だからあなたのことを悪く言って攻撃したいんですね。
でもそれは、あなたがそれだけ魅力的な人間だってことなんですよ。
嫉妬してしまっているその人は、あなたのことを認めないようなふりをして、本当は認めてしまっているんです。だから悔しい。
残念ながら、嫉妬してるってことは認めているのと同じことなんですよね。
本当は「うらやましい」って感じていることを認めてしまった方がその人自身が幸せになれるんです。でも、それができないんでしょうね。
だから、言ってるその人自身も本当は苦しく感じているはずですよ。
原因② 悪口言ってる本人が「自分の嫌いな部分」と似た部分をあなたが持っている
悪口を言う原因として考えられるものの2つめは「自分の嫌いな部分と似た部分を持っている」ということです。
人は誰しも自分の嫌いな部分を持ってたりします。
「私のここがイヤだな」「こういうところ嫌いだな」って思っているところ。自分で目をそらせてしまいたい部分です。
見ないようにしていると言った方が正しいのかも?
だから、場合によっては顕在化していない(気がついていない)かもしれません。「自分の嫌いな部分」と気がつかずに、ただ、不愉快な感じがしているだけ…という可能性もあります。
なんかイライラする…っていう状態。
自分が自分に嫌悪感を感じている部分だから、それと似た部分を持っている人に嫌悪感を感じてしまうんですね。
つまり、悪口を言っている人は、「あなたに自分の嫌いな部分をうつして、嫌悪感を感じて、悪口を言っている。」ということです。
この場合も、あなた自身に問題があるというよりは、悪口を言っている本人が、自分自身の嫌悪感を感じている部分に気がついた方が良いですね。本当はね。
悪口を言ってしまっている人は、自分の問題をほかの人にうつして見ることによって、自分でイヤな気分になって、悪口を言うっていう行動に出てしまっているんです。
つまりは、他人の悪口を言っているようで、その人は自分の悪口を言ってしまっているのと同じだったりする。
原因③ 「○○すべき」という価値観から外れているから
3つ目の原因、それは、悪口や陰口を言っている人の中に持っている「こうあるべきだ」というルールからあなたが外れているからです。
この場合が一番難しいかもしれなくて、言っている側は正義感をかざしている場合があります。
「私は正しい!あなたは間違っている!!」という思いが根本にあるので、あたかもあなたが悪いかのような態度をしているかもしれません。
ですが、多くの場合がその人の価値観がそうなだけであって、その人の価値観と同じでなくても問題ない場合が多い。
世の中にはいろんな人がいて、いろんな価値観があるんです。それのどれが悪くてどれが良いって言うのはだいたいが、個人によって違うもの。
自分の中では「それはナシ!!」と感じることでも、他者からしたら「アリ」ということも多い。もちろんその逆もたくさんある。
人それぞれだからね。
なので、いろんな価値観を認め合っていくことが必要なんです。ですが、どうしても自分の中の「正しい」という価値観と違うことをされると不愉快に感じてしまったりするんですよね。
陰口や嫌味を言う人の中での「正しい」は必ずしも正しいわけじゃない。
価値観の違いが認められないから、陰口を言ったり、嫌味を言ったりっていうような行動に出てしまっている…ということ。
実は多くが言っている側の問題なのだ!
ここまで原因について紹介していました。
読んでいただいて気がついていただけたでしょうか?実は、ほとんどが悪口とか陰口とか言っている側の心の問題だったりすることに。
嫉妬していることも、自分の嫌いな部分を重ねて見てしまっていることも、別の価値観が受け入れられないことも、すべて、その人の問題なんですね。
一番最初に紹介した通り、すべてが思い通りになっていたなら悪口言ったりってうことは起こらないんです。
すべて思い通りなら、うらやましいと嫉妬することもない。自分のイヤな部分を見せられることもなく、自分の価値観通りにみんなが動く。
しかし、実際はそうはなりません。
いえ、厳密に言うと自分の思った通りなんです。「イヤ」って思うからイヤなので。ですが、嫌な事が自分の中にある限り、イヤなものはイヤ。それは変わらない。
イヤな時、相手のせいにしないで、「これはイヤだ」って認めてしまった方が良いんですね。悪口とかを言ってしまっている人がね。
でも、それができないでいるから、今、こんな風に誰かのことを悪く言ってしまっている、ということ。
認めることができないでいることは、本当は、本人も結構つらいと思いますよ。もちろん、悪口言われている側も気分悪いですけどね。
結論。悪口陰口言う人は、自分の気持ちや嫌いな部分・価値観の違いなどを受け入れられていない状態だ。
つまり、結論です。
人のことを陰で悪く言う人って言うのは、究極を言えば自分のことがまるっと認められていないし、自分とは違う他者のことも受け入れられる状態でないということです。
嫌味を言ったりする場合もね。
なので、人のことを悪く言って傷つけているプラス、自分自身のことも傷つけてしまっていることでしょう。そういう人とどのように付き合っていくかを考えてみるのも良いかもしれませんね。
この悪口言われているシリーズの次回記事は、「悪口・陰口を聞いた人はどうするのか」について触れていきたいと思います。
それでは!
土出麻美でした!またね!!