平成から令和に。元号が新しくなるときに感じていたこと
平成から令和へと元号が変わりました。
元号が変わりというのは、ただ表記が変わるのではなくて、天皇陛下が換わられる日でしたね。
元号が換わるということで日本中が湧き上がっていた4月30日~5月1日、その日、私は実家に行っていました。
私自身、昭和生まれとはいえ、約30年前に平成になった時にはまだ10歳になっていなかったこともあり、あまり変わった時の記憶は覚えていなくて、なんだか、急に変わったような、そんな気がしています。
ただ、ちょうど実家に行っていたので、昭和から平成に変わるときも、平成から令和に変わるときも、同じ場所でその日を迎えたのでした。
特に変わったことをするわけでもなく、普通に早く寝て、起きた…そんな感じでした。
あちこちで平成についていろんな人が平静を振り返っている投稿をSNSなどで目にて、皆さんいろんな気持ちがあるのだなぁと…
私自身は平静で10代になり、そこからはとても激動の人生だったなぁと、そう思うのです。
小学生から中学生、高校生、専門学校、社会人、結婚、出産…
そしていつしか、自分が中心となる「家族」というコミュニティをつくっていた。
これからは私の子どもたちが、私が今まで経験してきたように激動の人生となっていくのでしょう。
天皇制について思ったこと
さて、元号が換わるということは、天皇陛下が換わるということです。
天皇陛下について、いえ、象徴天皇制について、私が知ったのは小学生の頃だったか、中学生の頃だったか…、記憶が定かではないのですが、学校の授業ででした。
そのとき、子どもながらに私が思ったことは…。
こんなことを思ったなんて言ったら、「何を生意気な!!」と怒られてしまいそうだけれど、実は、「天皇陛下って何てかわいそうな人なんだろう」だったのでした。
日本の象徴として、何の権力も持たず、政治的な発言権も持たず。ただ、国民が決めたことに従って生きるのです。
日本の国民としてすべての人に保証されている権利を持たず、日本の代表として清く正しく生きる。
どれだけ自由がないのだろう…とそんなことを感じたのでした。
そんなことを考えている人なんてこの日本にいないかもしれませんよね。
だけど、ほかの国で言えば王様のような存在なのに、一番権利を持たされていない…そう感じたのです。
だからね、最後の挨拶をされるときにも、「こんなに高齢になるまで仕事をしないといけない立場ってほかにあるのだろうか?」なんて、生意気なことを考えていました。
なので、これからは少しだけ肩の荷がおろされて、これまでより少しだけでも穏やかに過ごされたら良いなって思います。
最後の挨拶はなんだかウルっと来ました。
皇太子さまが天皇陛下になられたということは晴れやかな素晴らしいことなのだなと、思いました。
平成になった時のことは覚えていないのだけれど、昭和天皇がなくなったばかりの時だったから祝福できなかったんですね。
天皇陛下について、「かわいそう」とか、ものすごく生意気なことを考えたけれど、こんなにも日本中の国民から愛されて慕われている人もほかにいないのだろうとも思ったのでした。
そう考えると、果たしてかわいそうなのかどうかよくわからなくなってきたりもして。
何とも私は世間知らずで、自分の知っている世界だけを見て生きている、ちっぽけな人間だなぁ…と思いつつ、それが良い、そうやって知っていることや感じることをもっと増やしていけたら良い、そう思っています。
ちなみに、こんな私ですが、過去の記事にもちらっと書いている通り、母方の祖父の実家は天皇家の直系の家系ということなので、もう本当にご先祖様に申し訳ない限り。
だけど、こんな感じにゆるく生きられるように、今はこんな感じの一般庶民なのでしょうね。
私と同じように、さかのぼっていけば血のつながりのある人はものすごくたくさんいるのでしょう。本人が知らなかったとしても。
だからこそ、多くの国民に慕われているという部分もきっとあるのだと思うんです。
きっとみんな親戚なんです。
だから、みんなで喜びあえるのが良い。入籍した人もたくさんいたみたいだし。
超大型連休も、いろいろ心配されていたけれど、これはこれで良かったんだろうと勝手に考えております。
ちなみに、天皇制についてはまだ、女性天皇を容認するかとかいろいろと課題はあるようですが、個人的にはなぜ女性天皇がダメなのかがよくわからないので、ぜひとも女性天皇も可能になったら良いなと思います。
私が決められることではないのだけど。
令和という新しい時代に入って
令和という新しい時代に入った。これって、西暦で言ったら20世紀から21世紀に変わったみたいな時代の変化の日本版なのかなって思っています。
いつもの生活が、これでがらっと変わるかけではないけれど、毎日が流れていく中でどんどん変わっていく時代のひとつの節目として新しい時代の幕開けなのかなって。
それぞれの人が新しい毎日を刻んでいく。
もっといろんな人がそれぞれに違う個性を持っていることが許されてもっと認め合えるようになったら良いなって思います。
昔よりもたくさんの可能性が開かれてきていると思うから、もっと自由になれたら良い。
私個人としては、これから子どもたちが大人になっていく中で、進学したり、新しいことを始めたりしていくことになるので、そんな激動の人生をこれからも楽しみたいなぁとそう思ったのでした。
あなたは平成から令和への移り変わり、どのように過ごされたのでしょうか?
特別なことをされるのも良し。普段通りも良し。
これからもますますあなたらしく過ごせる毎日でありますように。
それでは。土出麻美でした。