男女共同参画アドバイザー養成塾23期に参加してみたまとめ
兵庫県立男女共同参画センターが主催する男女共同参画アドバイザー養成塾23期を受講してみて、一通り終えました。
(この記事をまとめていたのは3月だったのですが、記事をあげないままにもう4月になってしまっていて、これから記事をあげます。だから、少し古い話になります。)
最後まで受講してみての率直な感想は、本当に受講してよかったなっていうこと。だからみんな受けたら良いのにって思います。基本的には兵庫県在住・在勤の人が対象なので、受けたくても受けられない人もいるんだろうけど。
約半年の講座期間中、ちょっとしんどいなって思うことがなかったというわけではない…。けど、最後までやってみて、本当に最後までやってみて良かったし、一生の宝物を手に入れられたなって思います。(実際、最後の方はけっこう大変です)
この年齢になって、人と学ぶ機会ってそんなにないですよね。学生の頃のように、同じ学ぶ立場として一緒に講座を受ける。それが本当に良かった。
学べた内容ももちろん良かった。いろんな面で自分の意識が変わったしたくさん勉強になった。受講前より自分が少し賢くなったなって思います。
だけどそれよりも何よりも、同じ立場で、同じ時間を共有して、一緒に仲間と学ぶという体験ができたこと。一緒に何かを作り上げようと一生懸命考えたこと。
学生の頃だったら当たり前に得られていたかもしれないこの経験は、大人になった今、そんな経験がほとんどできなくなってしまっている今だからこそ、とても素晴らしい経験になりました。
ともにこの時間を共有できたことが、人生の宝物を一つ増やすことが出来た。そう思います。
というわけで、この記事は、講座のたびに毎回まとめた記事と一緒にこのアド塾がどんなものだったかをまとめたいと思います。
「これから何かしたいな」と思っている方や、「男女共同参画アドバイザー養成塾ってどんなのなんだろう?」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
※目次を使って読みたいところから読んでください。
この記事の目次
男女共同参画アドバイザー養成講座って?
今回私が参加した男女共同参画アドバイザー養成塾23期は、兵庫県立男女共同参画センターが開催している男女共同参画の視点をもって地域で活動をするリーダーを育成するための事業です。
受講費は無料。
おそらく、兵庫県立男女共同参画センターが実施している講座の中でも一番力を入れている事業なんかないかな?という印象で、結構しっかり考えられています。
6月開始で、募集はおそらく4月ぐらいから毎年されているのではないかな?という感じです。(参考に23期の募集ページはこちら。23期はもう終了しています。)
募集は兵庫県内のあちこちの公共施設や行政の管轄施設にパンフレット(チラシ)が置かれています。
私の記憶が正しければ、私の上の子がまだ赤ちゃんだったころ(10年以上前)にも図書館でチラシを見かけた気がします。当時は「なんだろう?」って気になりつつ申し込みしたりはしなかったのですが。(その時は見ただけで終わりました。)
男女共同参画アドバイザー養成塾の申し込みってどうやるの?
男女共同参画アドバイザー養成塾の申し込みは、公共施設においてあるパンフレット(チラシ)についている申し込み用紙に必要事項を記入して、ファックスか郵送・もしくは申込用紙を持参することで申し込みします。
パンフレットは兵庫県立男女共同参画センターのサイトからPDFファイルをダウンロードすることも可能です。
参考に、パンフレットの表紙はこんな感じ。
(PDFファイルのスクショです。画像はPDFファイルにリンクしています。)
これはカラ―ですが、施設等においてあるものはカラーの紙に白黒印刷です。
これはA3の紙が二つに折られていて、中には各日程の講座内容が書かれています。
ここについている申し込み用紙(PDFファイルだと一番最後の用紙)に必要事項と作文を書きます。
参考に、申し込み用紙はこんな感じ。(PDFファイルのスクショ。画像はPDFファイルにリンクしています。)
200字の作文を書く必要がありますが、そんなに難しく考えずに気楽に書いて申し込んじゃった記憶があります。(私はファックスで送りました。)
たぶん、よほどひどい内容じゃなかったら大丈夫かと思うのですが…。
申し込みしたらどうなるの?
男女共同参画アドバイザー養成塾に申し込みをしたら、受講の可否の連絡が開催1週間前までにあります。
受講の可否については、私の場合は電話がかかってきました。
もっと早く連絡が来るかと思ったら予想よりも遅くて、(ほんまに結構ぎりぎりに連絡があるんやな)って思ったのを覚えています。
電話連絡の後に郵送でも通知が来たのかな?(うろ覚えですみません…)
かかってきた電話の印象は、電話の相手の人が想定外に男性の声だった(何となく、女性のイメージだったので…)ので、ちょっとびっくり。
年齢の高そうな男性やなぁと思った。
今思えば、あの声はあの職員さんやったんかな?とか思いますが、わかりません。
とりあえず、申し込みをしたら「受講の可否の連絡がある」となっていたので、受講できないとはそうそうならないんやろうけど、受講になるんかならんのか、どっちなんやろうって思って待つ期間がある…ということですね。
これについては今後変わるのかどうか知りませんが…。
男女共同参画アドバイザー養成塾を受講すると得られるもの
アド塾を受講して得られるものは、物理的なものをいえば、兵庫県知事からの修了証書が受け取れます。
…修了すれば…。
修了するには条件があって、出席率のクリアといくつかの課題提出が必要になります。
個人的には修了証も良いけど、それ以外に得られた経験とかの方が大きいなって思っています。
いろんな人と出会い、共に学んだりしたこと、たくさん話し合ったこと(後半ですが)それが一番得られたこととしては大きいんじゃないかな?
この出会いが運命の出会いだわって思える、そんな出会いもあるかもしれません。
大人になってしまった今、思いっきり話し合ってみる機会とか、なかなかないと思うんですよね。それを話し合えることって良い。
いろんな人のことを知れることも、私は良かったなって思っています。
カリキュラム前半の基礎知識ですること
男女共同参画アドバイザー養成塾はカリキュラムが前半の基礎知識と後半の実践力に分かれています。
前半で知識的なことを学んで、後半で企画を作っていく過程を学ぶ…という感じのカリキュラムになっているのですが、これはわかりやすくイメージすると、前半で必要な情報…つまり材料となるパズルのピースを手に入れて、後半でその材料を使ってどのように組み立てていくかを身に付けていく…という感じです。
なので、前半でしっかり参加していればしているほどに持てる材料(情報)が増えて組み立て方がイメージしやすくなったりする。
前半の基礎知識は日数としては7日間、講座数は13回あって、これを原則として6割以上参加しないと後半の実践力に進むことが出来ません。これって材料不足だときちんと組み立てるのが難しいってことなのかな…とも考えられるかなぁ…と思いますね。
とはいえ、「原則6回以上」ということなので、最悪少し足りなくてもレポート提出とか状況に応じて後半に進ませてもらえるようです。
私はすべて出席して皆勤賞をもらったのですが、全部出席した方がたくさん勉強になって良いと思います。
同じ講座を受けても、どれだけの情報を自分のものにできるかって個人差があるわけですから、必ずしも全部参加したからと言ってたくさん材料が集められるとは限らないかもしれない。それでも、どれだけ材料を得られるかは、当然どれだけ参加したかにかかってくると言えるかと思います。
でも、人それぞれ都合があったりしますから、対応してもらえる方がありがたいですけどね。
前半の基礎講座はほとんどが男女共同参画にまつわることについて大学の先生とかが講師として来られてお話を聞きます。
(2日目の午後の講座からは一般公開講座で塾生以外の人も参加ができるようになっていました)
今まで知らなかったこととか、「あぁ、そういう見方する必要があるんだなってことが勉強になると思います。
てか、大学の先生って話が上手だな~って講義聞いてて楽しかった。(たま~に眠かった日もあったかもしれないけど…(;^ω^))
ここからは、ざっくり一日一日の講座の紹介をしていきます。
講座一日目はどんなの?
講座の一日目は講座の説明とスタッフさんやサポーターさんの紹介、受講生の自己紹介がメインです。
今となって一番覚えているのは自己紹介にめちゃくちゃ緊張したことと、想像していたよりもまじめで大変そうな講座だなって思ったこと。
なんせ、初日は知らない人ばかりなので緊張するし、結構疲れます。
参加してた当時に書いていた記事はこちら。(重複する部分があるかも。目次等を使ってとばしてください。)
男女共同参画アドバイザー養成塾(23期)1日目に参加してきたまとめ
この時も疲れたって書いてますね。よほど疲れたんだろうなぁ…
また、この初日に紹介された本、「82年生まれ、キムジヨン」を読んで思ったことを書いた記事はこちら。
小さな日常の中に隠れる男女差別に気が付くことが変わるための第一歩なのだろう
講座2日目は徐々に内容に入っていきます
講座二日目は、データとか情報の使い方と男女共同参画の歴史についての講座です。
徐々に内容に入っていく…という感じなのですが、情報のとかデータっていうのは後半の講座でとても大切になります。
講座当時に二日目のことをまとめて書いた記事はこちら。
アド塾(23期)2日目情報活用と男女共同参画入門講座受けてきたまとめ
この時の記事の内容で「夫のことを主人というか」というテーマってここが偶然にも伏線になっていて、この後もこのテーマは出てきます。
というか、最初からいろいろつながっていたなぁ…と改めて読んでみて思います。復習って大事ですね!
夫のことをなんて呼ぶかについて考えた記事はこちら。
なんて呼ぶ?夫の呼び方から男女平等について考えた話
講座3日目、予習しとけばよかったと思った…
講座3日目はひょうごフォーラムという少し大きなイベントでした。男女共同参画週間の記念事業ということで、ジェンダーに関する執筆をされている著者さんのトークショーだったんです。
なのですが、私はこの著者さんもテーマになっていた作家さんのことも知らなくて、事前に本を読んだりしておいて、知っておいたら良かったなって思いました。(きっと有名な人たちだったんだろうな…って…)
そんな講座3日目に書いた記事はこちら。
夫婦で女性の方が男性より立場が高くなるとバランスは崩れるのだろうか…(アド塾3日目に感じたこと)
ちなみにこのトークショーのテーマになっていた森瑤子さんがデビューされたのが1978年ということで、実は私が生まれる前なんです。(知らないことの言い訳ですが…)
この時に、読んでみようと思ってまだ読んでいないので、読まなくちゃ~。
講座4日目は世界の男女共同参画と地域の女性活躍について
4日目は世界の男女共同参画について、SDGsについてのことや、地域での女性活躍についてです。
これらの内容も、今でもとても印象的だし、特に午後の内容に関しては今でもこの時の資料を引っ張り出してきて見たりします。
ここからは午前と午後の内容を分けて記事にするようになりました。(内容がとても濃いので…
午前のSDGsについての記事はこちら。
SDGsの取り組みについて学んでキーワードの「誰一人取り残さない」が気に入った(アド塾4日目午前)
この中で紹介している、デニ・ムクウェゲ医師のドキュメンタリーが本当に印象的で、私には大きな影響を与えました。
午後の地域社会における女性活躍に関する記事はこちら。
意思決定の場への女性の参画の必要性について理解した(アド塾4日目午後)
この記事の中ではざっくりと概要的なことをまとめているのですが、この時の講座の内容はいろんな男女共同参画に関することを考えるときに引用できることが含まれていて、本当に良かったなぁって思っています。
講座5日目、性の多様性と男性介護について
5日目は午前中が性 (SOGI) の多様性についての講義で午後が男性が介護する社会についての講義でした。
とりあえず、とにかく、午前中のSOGIに関するテーマの講座が、早い時間から一般参加の人が多く来ていたイメージが強くて、世間での関心度が高いテーマなのかなって思ったのが印象的でした。
午前のSOGIに関する記事はこちら
SOGI(性的指向・性別自認)の多様性について(アド塾5日目午前)の学び
こで紹介した講座後に書いた記事では、けっこう淡々と説明を書いています。
今となっては、そもそも男だとか女だとか、見た目や服装、恋愛対象などを固定化せずにいろんな人がいて良いって、もっと寛容な社会になれば、この問題って何の問題でもないことなんじゃないかなって思います。
もっと自由に、女性でも男性っぽい人でいても良いとかになったら良いのに。(ちなみに、私は考え方が男性っぽいところがあります。あんまり女性らしくない…かも…?)
午後の男性介護の講座に関する記事はこちら
男性介護社会と男女共同参画について考えた(アド塾5日目午後)
この時の講座は、講師の人の考え方に「介護は女性がするものだ」という認識があって、それを「男性がしないといけくなったから大変だ」というような内容が非常に多かったように思います。
とはいえ、介護をしないといけなくなったら大変だと感じるのは男性だけではなく当然女性も大変なわけで巣から、男女ともに協力し合い、どちらかに任せるんじゃなくお互いが責任をもって取り組むことが大切ですよね。
6日目、女性・子どもの貧困と女性の労働参加の現状と課題について
6日目の講義は午前中が女性と子供の貧困についてで、午後は女性の労働参加についてでした。女性の貧困と労働については切っても切れない縁がある内容で、男女共同参画についての話も重要な部分に来たなぁという感じがします。
女性が貧困なのは女性の賃金が低いことや、非常勤雇用であることが原因なのですが、これらはそのまま子どもの貧困につながります。女性が低賃金であることが当たり前になってしまっていることが非常に問題であると思うのです。
午前の女性・子どもの貧困に関する記事はこちら
女性の貧困・子どもの貧困と男女共同参画社会とは(アド塾6日目午前)
女性と子供の貧困はいくつもの問題が重なっていると思うのですが、やっぱり、養育費払ってなくてもそのままで良いような現状とか、比較的すぐに解決できそうなのにそのままにしていることが多いように思います。
国のトップにいる人たちが問題意識を持ってないのかな?問題についてよくわからないのかな?知りませんが。
午後の講義、女性の労働参加に関する記事はこちら
女性の労働参加の現状と課題について学んで感じたこと(アド塾6日目午後)
とにかく子どもの数が少なくて、お年寄りが多いから、現役世代がたくさん働かないと回らない、だから、女性ももっと働かないと…でも、子どもも産まないと…。
そんな印象も受けた講座だったのですが、それもわかるけど、そうじゃなくてもっとみんなが楽しく希望をもって、自然とそうしたいと思えるように変えていく必要があるんじゃないかな?って思います。
たくさん子ども産んで、仕事もしていることが豊かで充実した毎日であるのなら、みんなそうしたいって思いますよね。
お金がないからつらいけど働く…とか、そんなんじゃ希望も持てないし、子育てと仕事両立なんてできないなんて思うんだったら産まないってなるだろうし。
子どもをたくさん産んでも「大変なのは自己責任」とか言われる社会だったら「たくさん産みたい」なんて思えないだろうって思います。
そういうところから変えていけることが大切なんですね。それにはどうしていくのが良いのか…を議論する必要があるってこと。
7日目、共働き家族についてとDVについての講義
7日目は午前中が働き方と家族(共働きについて)と、午後がDV加害者更生プログラムについての講義でした。
この日の講義はもっと詳しく知りたい内容が多かったように思います。
午前の共働きに関する記事はこちら
共働きと家族のあり方について学び感じたこと(アド塾7日目午前)
この講義は家族というものがこれまでどう変化してきたかと、どうあるのが良いか…みたいな内容だったのですが、講師の方の考え方がとても共感出来て良かったです。
何を大切にして、家族としてどんな形を選んでいくのか…考えさせられました。
午後のDVに関する講義の記事はこちら
DV、モラハラ、児童虐待の加害者更生プログラムの学び(アド塾7日目午後)
この講義の加害者更生プログラムは、もっと詳しく知って私もできるようになりたい…と思いました。
被害者が加害者から逃げたところで、ほかの被害者が増える…そんな話は本当に共感出来ました。
加害者側も知識がなかったりするだけで、更生プログラムをすることで人は変われる。それがとても印象的でした。
この活動がもっと広がったら良いのにって思いました。
カリキュラム後半の実践力の講座ですること
前半は知識的なことを学んだのち、前半を6割以上参加すると後半カリキュラムに進むことが出来ます。(場合により参加が足りなくてもレポートとかで後半に進めることも?)
後半の実践力とは、実際に企画を作って練り上げていくためにどんな考え方をしていくかを学んで、企画を作り、それを練り上げていく作業になります。
最初の説明でいうと、前半の講義で手に入れた材料を使ってどんなものを組み立てていくかを考えていくのです。
後半は8日目から全部で8日間あり、講座数は11回あります。この中で企画を作っていき、これが終わると企画発表会があって、発表会でたくさん投票された企画がイーブンで実際に開催する企画となります。
後半の最初はまだはっきりとどうするのかがわかっていない状態で、ホワッとした感じでいたりします。ところが、自分で考えてみたり、意見を出し合って話し合い、企画を練り上げていく過程の中でググっと問題意識や考え方がしっかりしていくように思います。
参加者の人たち、みんなが結構熱い思いが強くて、熱烈な話し合いになったりします。
でもそれがまた、考えを深めることにつながったりするんですけどね。
ここからはまた、各講座が終わった後に書いていた記事を紹介しながらそれぞれの講座の紹介をしていきます。
8日目、男女共同参画の視点で作る企画とチラシについて学ぶ
8日目は男女共同参画の視点で企画を作っていったりチラシを作ることについて学びます。
無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)やジェンダーバイアスについて、自分自身もどんなものがあるかについて気が付いていきながら考える講義でした。
男女共同参画の視点で作る企画やチラシについての記事はこちら
男女共同参画時代の公的広報(チラシ)のあり方についての学び(アド塾8日目)
この記事の中では特に広報物(チラシやCMなど)について書いているのですが、これは特に広報についての印象が非常に強かったからです。
ここで出てくる「公的広報の手引き」についてはこの後も非常によく参考にさせてもらうようになりました。
9日目、地域問題を解決する事業の作り方について学ぶ
地域での問題を解決するための手法として「PCM」という方法を学びました。
ここでは、問題解決のための事業をどのように策定していくかの手法を実際よりもやや簡易的な方法を学んでから、実際にワークとして事業を作っていきます。
事業策定のためのPCM手法を学んだ記事はこちら
PCM手法を用いた課題解決のための事業の作り方の学び(アド塾9日目)
この講座の演習では、それぞれにいろんな意見を出しあい、問題をまとめて具体的な解決策を考えていくのですが、これが楽しかったです。
起こりうる問題点を共通の分野ごとに分けるのがなかなか難しくて、サッと分けられるようになるには訓練が必要だなぁ…と。これについてはもっと身に付けていきたいなって思いましたね。
10日目、プレゼンのしかたと文章の書き方について学ぶ
10日目は午前中がプレゼンの仕方の講座で、午後はチラシ用の文章の書き方の講座でした。
文章は日頃から書く機会が多いとはいえ、プレゼンはしたことがなかったのでとても興味深い一日となりました。
午前中のプレゼンテーションについての講座の記事はこちら
心をつかむプレゼンテーションの仕方についての学び(アド塾10日目午前)
プレゼンが、「価値のある情報を心を込めてプレゼントする」って言うことだというのが「そうだったんだ!!」と思った講義内容でした。
ついつい自分の言いたいことを言おうとしてしまうけど、そうじゃないんですね~。
午後の心をつかむ文章作りの講座に関する記事はこちら
文章が書けない人も書けるようになる文章作り講座(アド塾10日目午後)
文章を書くのに必要なのは「事前準備」。それって本当によく言われていることで、こうやってブログを書く時にも準備ってとても大切なんですよね。
12日目~15日目、グループワーク
ここからはひたすらグループに分かれて企画を作るためのグループワークです。
全員が提出した企画の中から4つの企画が投票で選ばれて、選ばれた4つの企画のグループに分かれて、みんなで話し合ってより企画を練り上げて作っていきます。
12日目のグループワークの記事はこちら。
アサーティブ(自他尊重)なコミュニケーションの学びについて(アド塾12日目)
この日はグループワークで話し合いを進めていく前に「アサーション」と言って自分のことも他者のことも尊重したコミュニケーション方法についての講義があり、そのことを記事に書いています。
実際話を進めていく中で、意見がぶつかり合ったりといろんな場面があるのでアサーションは必要な学びなのです。だけど、まぁ…、話し合いがヒートアップしてきたらなかなかアサーティブにとか考えてらいれなかったりもしました(笑)
と言ってもそんなにケンカとかなったりはしないですけどね。
13日目のグループワークについての記事はこちら
ホワイトボードを使ってファシリテーションしてみた(アド塾13日目)
この日はホワイトボードに書くファシリテーションをしたのでそのことを書いています。細かいファシリテーションの技術とかではなく、とにかく、なんでもかんでもホワイトボードに書くってやり方だったんですが、意見が視覚化されて確認がしやすいので話し合いがスムーズにしやすかったと感じました。
ファシリテーションっていうのはもっと奥が深くていろいろあるのですよね。このグループワークの後(2019年2月)に、ファシリテーター養成講座があり、受けてみてその奥深さについて知ったのです。
とはいえ、そこまでわかってなくても話し合った内容を全部ホワイトボードに書くだけでみんなの意識が同じ方向に向くだけで違うなぁ…って感じたのでした。
14日目のグループワークの記事はこちら
グループワークで企画をさらに掘り下げた(アド塾14日目)
とにかく話し合いを進める段階なのですが、まぁいろいろあって大変でした。
家に帰ってからの講座以外の時間も、企画書を作ったり、いろいろ準備したり…と、本当に大変だったと思います。
「よく頑張った!!」って自分を褒めたいです。
15日目のグループワークの記事はこちら
プレゼン最終確認で熱く語り練習では時間オーバーしたアド塾最終日(アド塾15日目)
グループワーク最終日のこの日、みんなで確認しあった後に、順番に練習で発表してみたんですよね。
この日はまぁ、決められていた時間wオめちゃくちゃオーバーしたし、いろいろまだまだ未完成でした。
ここからまたグループで確認しあって、いろいろ訂正したりします。このグループワーク最終日から当日までの期間も本当に、資料の訂正やらパワポの修正やtら、いろいろと頑張りました。
アド塾最終日、企画発表会
最終日は企画発表会です。
ここまでの総仕上げ。この穂は午後からが企画発表会になっていたのですが、朝から集まってグループでも練習したし、リハーサルもしました。
なんだか、てんやわんやだった、最終日の企画発表会の時の記事はこちら。
緊張しまくった!男女共同参画アドバイザー養成塾の企画発表会の報告
企画発表会の日に一番多く投票された企画が、男女共同参画センターイーブンでの企画として実際に実施されることになっているのですが、私たちのグループの企画は残念ながら選ばれず…。
でもね、残念なようで少し、ホッとしたような気持ちもありました。準備、本当に大変だったし、何となく責任も感じていたので、肩の荷が下りたような気分でしたね。
すべての講座が終わって思ったこと
とても長くてそれなりに大変な講座だったのですが、終わってみたら本当に最後まで頑張ってよかったなって気持ちが強いです。周りの知人とか、自分の妹にも受講を勧めたりしているぐらい。
みんな受けたら良いのに。
いろんな知識もついたし、何かについて考えるということを、受講前よりも良くするようになりました。いろんなことに積極的になれるようになったと感じます。
その辺で「あなたの人生変えます」とか言われているようなものよりも確実に人生変えられるんじゃないかなって気がします。
…と言ってもあくまでも私の個人的な感想ですが…。
まだまだ分かっていないこともあるけれど、もっといろんなことがわかるようになりたいって思います。もっと勉強したいな~って。
物事を前向きにとらえて前向きに動くことが出来るようになれたことが、とても大きな収穫だったと感じています。
あとは、いろんな人と知り合えたことも本当に良かったな。
大変だったけれど、大変だったことを超えた分だけ得られるものがあった。そんな講座でした。
☆番外編☆ 講座後、選ばれた企画の実施に向けた活動に参加してみた
企画発表会が終わったら、このアド塾は終了です。ここからは選ばれたグループがさらに企画を練り上げて実施に向けて動いていきます。
そして、選ばれなかったグループの人はここで終わりなんだけど、「企画を手伝いたい!」っていう有志のメンバーは企画会議に参加してさらに企画を進めていくようになるんですね。
この選ばれた企画の実施に向けてのメンバーに参加してみたのです。そう。ここからは番外編です。
もう、講座は大変だったし参加しなくても良いんだけど、参加してみようと覆ったのは、もしも自分のグループの企画が選ばれていたなら、たくさんの人が有志で残ってくれたら絶対に嬉しいだろうって思ったし、それに、この後どうなっていくのかを見てみたいという気持ちもあったから。
企画会議に参加してみて思ったのは、やっぱり参加してみて良かったってことでした。参加してなかったら見えなかったことがたくさん見えたし、それまでそこまで親しくなかった人ともまた親しくなれたりしたし、「なるほど」って勉強になったこともあった。
なかでもとにかく一番強く思ったことは、企画発表会のプレゼンみたいな場面では、聞いている人の気持ちをどれだけ引き付けて、どれだけ簡単でわかりやすくすることが本当に大切なんだなってこと。
どんなに細かく良いことを考えていたとしても、初めて聞いた人にはそんな細かい難しいことはわからなくて、パッと第一印象で気持ちを引き付けるぐらいのインパクトと明確さがすごく大切なんだなぁ…と。そういうこと聞いて知っていたと思うけど、「なるほどなぁ」と実感しました。
企画とは企画の内容の細かい隅々にまでこだわるのはもちろんのこと、いかに伝えるかということにまで、人が気が付かないような部分にまでもよ~く練りこんでおく必要があるのだな…と。本当に奥が深い。
正直、そこまでの時間はなかったようにも感じるけれど、もっとうまく時間を使うことが出来たのなら、もっとできたのかもしれない。こう感じることが出来たことが、今後のために必要だったと思うんです。
企画会議はこれまでのグループワークとはまた一味も二味も違っていて、私のほかにも残ってくれた有志のメンバーや、職員さんも入っていたのでとてもおもしろい会議でした。たくさんの刺激があったんです。
企画会議を重ねて話が進み、実施日もプログラムも決まっていたところで、まさかのコロナショック!!コロナウィルスの感染拡大防止のため、この企画は中止となったのでした。
こんなことってあるんですね。
実際に企画実施まで体験することが出来なかったし、もう一度同じ内容を受けてみたら違った視点で見れると思うから、アド塾についてはこの次も、サポーターとして参加するか、受講するかしてまだ勉強を続けたいなって思っています。
興味を持たれた方、ぜひ受けてみませんか?
来年度、開催できるのかな?コロナウィルスが落ち着いてきていたら良いのですが…。(書いた時よりも記事をあげるのが遅くなってしまって今年度になっています…)
落ち着くことを祈るばかりです。(と、この3月の時には書いているのですが、4月22日現在、緊急事態宣言が出ていて今年は開催しなさそうだなぁって感じがしています。)
それでは。
土出麻美でした。