文章が書けない人も書けるようになる文章作り講座(アド塾10日目午後)
文章が苦手な人も伝わる文章が書けるようになる、文章を書くための講座が、男女共同参画アドバイザー養成塾10日目午後の講座でした。
この講座の内容は、まさに私がブログを書くためのコミュニティに入っていた時に学んだことで、非常によく聞いていたことでした。
なので、もう、いろんな説明がすべてうなづけて、うなづきすぎて首がもげてどこかに飛んでいくのかと思いましたよね~。(ほんまに飛んでいったら怖いけど…)
とはいえ、復習にもなってよかったし、知っているのと出来ているのは別の問題なので、聞くことができて良かったです。
(※ちなみに今回の講師の方は西脇市のエルソル広告相談所の内橋麻衣子さんでした。内橋さんのブログはこちら 今回の記事は事前に講師の方に連絡済みなんです(*´ω`*))
必要なことって、一度聞いて終わりなのではなく、何度でも何度でも確かめなおすことで理解が深まっていくものだと思うのですよね。
というわけで、今回は文章術についての紹介です。
この記事の目次
文章を書くために必要なこととは
文章を書くのに必要なことって何だと思いますか?
「文章を書くのに文才は必要ない。必要なのは事前準備だ。」
という名言があるように(?)(こんな名言は私が今あるということにしたのですが…(*´ω`*))実は文章を書くために必要なのは文才ではなく、事前準備なんです。
(賞を取るような作家を目指すなら文才もいるのかも。)
今回の講座でも言われていましたが、「文章を書くのは段取り8部」という言葉をこれまでに何度聞いたことか…というほど、文章を書くには事前に書くための準備が必要になってくるのです。
「文章が書けない…」という人のほとんどが、この準備が抜けているのだそう。
確かに、何もないところからいきなり書くのって難しいです。例えば、有名な作家さんとかだって、事前のリサーチを非常にたくさんしていたりします。
今回の講座の参加者が書く文章というのは文学作品ではなく、伝えたいことを伝えるための文章なので、特に伝えたいことの準備が大切なんですね。
文章に必要な力
文章を書く時には様々な目的があります。その目的をクリアするための文章を書くのです。
今回、アド塾生が書く必要がある文章とは、企画を実施する際の参加者を集めるための文章ですから、参加者を集めるために、文章には以下の力を持たせる必要があります。
- 人を集める力
- 対象者を引き付ける力
- 想像させる力
です。
人を集める力とは
講演会やセミナーなどのイベントに人を集めるために必要なことは、だれを集めたいのかを決めることです。
伝えたい相手、集めたい相手を明確に決めることでその対象となる人たちを集めることができます。逆に、それを決めていないとなかなか集めることができません。
こういった対象者を決めることをビジネス用語で表現すると「ペルソナを決める」と言います。(講座ではこういった難しい話はそんなにしてなかったです。わかりやすさ、だいじですね。)
集めたい対象をできるだけ細かく決めることが、届けたい相手を集めることができるようになるポイントだということですね。
引き付ける力とは
対象者に何ができるのかを提示することです。
何ができるのかということを提示するということは、自分自身や、提供することの強みや特徴を明確化する作業でもあります。
つまり、自己探求…自分の中にあるものを探すことが必要な作業です。
対象者に何を提供できるのかを見つけ出して明確化することで、伝えたい相手に伝えることができるようになります。そして、それはほかの人にはない、特徴を持っていることでさらに魅力的にすることができます。
この作業って自分のことを知ることにもなるので、とても良い作業だと、私個人的には思っています。
想像させる力とは
想像させる力とは、対象者が「どうなれるか」ということを具体的にイメージできるように表現することです。
人は、具体的にどうなれるかを想像できたときに、その未来を得たいと感じて行動に移します。ですので、対象者が求めている未来を想像させることができる文章を書く必要があるのです。
と、いうのは簡単で、それを考えるのはなかなか難しかったりするんですけどね。
必要なものを準備すること
ここまで紹介してきた3つを意識して準備してから書き始めることで、「文章が苦手だ」と感じている人でもすぐに文章が書けるようになります。
文章を書き始める前にする準備とは
文章を書き始める前の準備が大切だということはご紹介しました。
それでは、事前準備とはどんなことをするのか?ということを紹介していきましょう。
- 情報整理をする
- 伝わる文章の順番で書く
- 印象に残すキャッチコピーを考える
- わかりやすい言葉で書く
- 見せ方を整える
一つ一つを紹介していきますね。
情報整理をする
文章を書く時には事前に6W3Hで情報整理をすることから始めます。
- WHO 誰が
- WHOM 誰に
- WHEN いつ
- WHERE どこで
- WHAT 何を
- WHY なぜ
- HOW TO どうやって
- HOW LONG どれくらい
- HOW MUCH いくらで
これらを整理して書き出します。
順番に書く
アド塾参加者が書く文章といえば講演会やセミナーなどイベントのチラシが多くなります。ですので、そういったチラシを作成するときの文章の順番は次の通りです。
- 誰に(対象者)
- どうなる(どうなれるか)
- 理由・成功事例(そうなれる理由)
- 詳細案内(内容の案内)
- 行動(お申込み)
先に情報整理したものを参考に、この順番で書いていきます。
どうしても案内から書きたくなってしまうのですが、参加者からしてみると、内容よりもどうなれるかということの方が重要な情報になります。
なので、細かな案内を先に書くのではなく、それによって得られる未来を先に提示してから詳細の案内を掲載するのがより伝わる文章を作ることができるのです。
キャッチコピーを考える
対象者にストレートに呼びかける文章を考えます。
人は見た瞬間の1秒にも満たない時間でその文章の続きを読むかどうかを判断しているので、見た瞬間に「ハッ」となって続きを読んでしまうようなキャッチコピーを考えて書きます。
わかりやすい言葉で書く。
難しい言葉で書かずにわかりやすい言葉で書きます。
有名なのは、小学5年生でもわかるような言葉で書くことが大切だと言われています。
ちなみに、我が家の子どもは小学6年生と4年生がいるのですが、5年生って結構いろいろわかってますよ。
だから、5年生で分からない言葉って結構難しく書かれているってことだと思います。
意外に、難しい言葉で書く方が簡単で、簡単かつ具体的に書く方が難しかったりします。だから、難しい内容をとても分かりやすい言葉で書ける人の方が天才なんじゃないかなって、個人的には思いますよね。
講座の中で出されていた具体例がおもしろかったんです!
具体的な言葉で書くことでイメージをさせてわかりやすい文章にできるという話から、具体的な事例を出してくれていたんですけどね。
その面白かった事例が、「フクヤマが好き」より「「フクヤマと恋人つなぎで歩きたい」の方が具体的だという話。「恋人つなぎで歩きたい」っておもしろい!!
確かに。「恋人つなぎ」ってなんかイメージできますよね。
これで、この後さらに考えていたのですが、肌感覚で具体的に表現するほどなんだか熱気を持つようになっていくように感じますよね。
例えば、「恋人つなぎ」を「指をからませ」にするとか。
「フクヤマと指をからませ歩きたい」ってなったら、なんだか想像が膨らみませんか?「指をからませ見つめあいたい」とか!キャーってなりそう。鼻血~!ってなりそう。
(…妄想しすぎ?)
人の感想を入れるのも良いけれど、感想よりも肌感覚で具体的な方が人のイメージを掻き立てるものなんでしょうね。
見せ方を整える
見せ方を整えるとは、改行を入れたり、枠で囲ったりして見やすくすることですね。
このような準備をしっかりしてから、文章を書き始めることが伝わる文章を書く方法になります。
とりあえず書いてみるのが良い ~文章が書けないという人に個人的に思うこと
文章を書くには事前準備が必要だというのは本当にその通りで、以前から知っていることです。
が、それじゃあ、私がこのブログを書くときにここまできっちり事前準備をしているかというと、そこまできちんと準備していなかったりします。
いえ、ちゃんと準備した方が確実に良いんですよ。
だけどそこまできちんと準備せずにいつも書いています。
ただし、日常生活の中で、例えば掃除機かけてるときとか、食器洗いしているときとか、そういった何かをしているときに「こういう風に書こうかな」ということは常に考えてはいますけどね。
私はこうやってブログを書くようになって5年とかになるので、書くことに慣れているんですね。(文章がうまくはないけど、とりあえず書ける…みたいな。)
それで、「文章が書けない!」っていう人に私が思うのは、「準備ももちろん大切だけど、とにかく書き始めたら良い」と思います。
紙に書きだすのもよし、パソコンで打つの良し。
考えてばかりでは何も書けないままなんじゃないかなぁと。書いてたら書く筋力みたいなのが付いてきて書けるようになっていくもんだと…そう思いますね。
パソコンで打ち込むのであれば、順番だって簡単に変えられるし、書き換えるもの簡単ですよね。だから、もちろん準備もいるけど、考えてばかりよりとりあえず書くのが良いって思います。
相手が知りたいことを書くのがやっぱり良い ~チラシ作成について思ったこと
今回の講座ですごく納得いったことがあるんです。それがチラシの作成について。
私たちのようにブログを書いたりしている人は、日頃から「LP(ランディングページ)の作り方」で、相手が求めていることを書くというのは耳にタコができるほど言われていることなのですが、行政関係のチラシって、それと全く逆のことが多いんです。
「これいる?」って言いたくなるようなタイトルが多いんです。「〇〇講座開催します」みたいな。
それがずっとモヤッとしていたんですよ。
行政ってこう書かないといけないの?みたいな。
ちょっと毒を吐いちゃうかもしれないけど、行政だから、「我々行政がこのようなイベントを開催するので、参加したい者は参加してよろしい」っていう上から目線なチラシじゃないと作られへんのかなって思ってて。
「ぜひ参加して」じゃなくて「参加してもよろしい」みたいな。わかります?この感覚。
それが、この講座に参加することで、「もしかして上から目線にしたいんじゃなくて単に知識がないだけなのかも?」と思うことができました。
(多少上から目線な部分はあるのかもしれないけど…)
だから本当に良かったなって。
この講座自体、行政が主導でやってることだから、そこでこの話があるってことはわかってないだけだったってことですよね。
本当に目からうろこ。
モヤッとが晴れて、本当に良かったです。
と言っても、「これってどうなの?」って言っていくわけではないから、自己満足のうちの一つだけど。
文章を書くために必要な事前準備をしていくようにすることが大切だと再確認した
今回の講座は、私にとっては復習の部分が非常に多かったのですが、それでもやっぱり知っているのと出来ているかは別の問題(大事なことだから2回目)なので、再確認できたことがとてもよかったです。
手抜きしないできちんと準備をすることで、より良い文章が書けるのだということが身に沁みた講座でした。
◇ 余談 ◇
私がこうやってアド塾の記事をブログに書いているのを、兵庫県男女共同参画センターの職員さんが読んでくれていて、講師の方に連絡してくれたり、シェアしてくれたりしていて、結構うれしかったりするんです。
この講座に行ったときに、その話の流れで、職員さんが、「アンケートとかもとったりするけど、批判的な意見をもらうことがない。今後の改善をする参考にしたいから批判も欲しいんだけど…」という話をされていたんです。
職員さん、向上心が高いらしい!!
とめっちゃ思ったのでした。批判的な意見って、聞きたくない人の方が多いですよね。たぶん。(ちなみに、そういう向上心の高い考え方、好きです。)
批判か…。ツッコミどころを探すために参加してたら見つかるかもしれないけど、今のところ、その時「ん?」って思うことがあったとしても忘れちゃうから、あんまり批判はないかなぁ…。
あえて言うなら、男女共同参画アドバイザー養成塾の募集要項が、私やったらもうちょっと違う書き方してるかもしれない…。なんて…。
まぁ…何が正解かなんてわからないけど…。職員さん、読んでるかなぁ…?ドキドキ。
というわけで、今回も勉強になった男女共同参画アドバイザー養成塾でした。
それでは!
最近楽しんでたり、退屈してたりする土出麻美でした。(どっちやねん!みたいな。)
またね。